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2009年7月27日 (月)

スイッチ・オンの生き方 遺伝子が目覚めれば人生が変わる

先週末に一冊の本を読みました。その題名が本日のタイトルでもある

『スイッチ・オンの生き方 遺伝子が目覚めれば人生が変わる』
筑波大学名誉教授 村上和雄著(致知出版社)です。
 
私の座右の銘に次の言葉があります。これらは、この本の著者村上氏の言葉です。
 
「生きてるだけで丸儲け。」
 
この言葉を私は毎日何回思い出し声に出したり、心の中で唱えているか解りません。
いつも励まされ、元気を頂き、前向きに生きる原動力にさせてもらっています。
 
本日紹介する著書は、この言葉の主である村上和雄氏が生命科学の現場で五十年以上研究に従事して知ったこと、感じたことを、大人だけでなく子どもたちにも読んで
もらいたいと思い簡潔にまとめ上げた、いわば村上氏の遺伝子研究の総決算書であり、また新たな挑戦への決意書であると紹介されています。
 
この本では、先ず人間の生物化学の話から始まります。
人体が六十兆個もの細胞から成り立ち、その細胞を調和させ生命の奇跡をつかさ
どるのが遺伝子であり、その遺伝子とは如何なるものなのかを簡単に解り易く
解説して行きます。
そして、この遺伝子がどのように私たちの“生”のなかで働き生命を動かし
いるのか、また、その多くの遺伝子だけでなく生命の不思議さについて色々な
興味深い研究の成果を教えてくれます。
たとえば、人間の胎児は一つの細胞からどんどん分かれて初めは魚に似た形になり、
次に爬虫類の形になり、やがて哺乳類に近づき、やがて人間となり赤ちゃんが誕生
するわけですが、この胎児の変化成長は、人類と云う歴史の奇跡をまざまざと見せ
くれるものであるそうです。言い換えれば、誕生する赤ちゃんは三十八億年の
生命の進化のドラマを再現しながら、大自然がたいへんなエネルギーと時間と、
ある種の思いみたいなものを込めて作ったものであり、三十八億年の歴史の結晶と
いう尊いものである事を証明しているという事になるのだそうです。
 
そして、我々人間の生命をつかさどる大切な遺伝子ではありますが、実は活発に
働き機能しているのは、ほんの一部2%ほどでしかないそうです。
そして、私たちの遺伝子には、オン・オフの機能を持っていることも明確に証明
されており、与える環境や生き方、心の持ち方で遺伝子をオンにもオフにも出来る
言うのです。
簡単に言えば、私たちの日頃の心がけや生き方次第で遺伝子のスイッチをオンにもオフにもする事ができる、しかも、遺伝子のほとんどはオフ状態であり、かなりの部分をもしオン状態にすれば奇跡を起こすことも簡単ではないかと云う事です。
村上和雄氏の説く、遺伝子をオンにする生き方・心掛けというのは、先人・偉人が説く、明るく積極的な心をもつなどと全く同じであり、①明るく前向きである。
②環境を変えてみる。③人との出会い、機会の遭遇を大切にする。④感動する。
⑤感謝する。⑥世のため人の為を考えて生きる。と云う事なのですが、村上和雄氏は、
生き方や心の持ち方を遺伝子の変化や動きとの関係を明確に化学的に証明・実証しながら簡単に解説されている事が素晴らしいと思います。
 
この著書のまえがきに紹介されている、“ミラー・ニューロン”と呼ばれる神経回路の
働き、簡単に言えば「笑顔は伝染する。」と云う事を最後に紹介して締め括りたいと
思います。
 
私たちは、他人がおおよそ何を考え、何を感じているのかを瞬間的に理解する事が
出来るものです。たとえば笑顔の人を見て、自分までつられて微笑んでしまうとか、
その逆に、落ち込んだり、機嫌の悪い人と一緒にいると自分までブルーになったり
してしまう、こんな経験を皆さんも毎日少なからずしていると思います。
これは、脳の前頭葉で活動する特殊な働きで、他人の行為を鏡の様に脳内に移し出し、
「他人の心を読み取る」という脳のミラー・ニューロンという働きだそうです。
これは、人間(ヒト)が群れをつくって共同生活する社会的な動物である為に、
社会に適応する為に、他人と柔軟にコミュニケーションする為に、もっと強烈な
表現をすれば、生存競争の中で生き残るために、他人の心を読み取る能力を、
実は進化の初段階である小さな細胞動物の時から獲得し養ってきたものなのです。
 
このミラー・ニューロンの働きと云うのが明確に証明されているのであれば、
笑顔や心をいつも上機嫌にして生きる事が、周りの人に伝染して楽しい世界を作る事が出来ると云う事です。
私がもし本を書くと言う機会を得た時は、「上機嫌が生きる上の最低条件」等と云う題の本を書くと思います。
 
当社の経営理念の最初の言葉は、『笑顔を喜びと活気に溢れ・・・』です。
当社の経営理念の実現に向けて生きる事が、周りの人達みんなの幸せにつながるんだと確信させて貰えたうれしい本との出会いでした。
 
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
 
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2009年7月21日 (火)

愛する人に「ありがとう」と伝えること

先週の週末から梅干し漬けに取り掛かりました。

料理をする事はとても好きで学生時分から色々な料理を作って来ました。
得意料理は、中華にイタリアンに和食と何でも作ります。
以前ハワイに住んでいた時は、週末に友人の家で開かれるホームパーティーに
慢料理を持参し、私の料理は結構評判になっていました。プロの料理家からも
割と良い評価を貰ったりもした事があります。(自慢話で済みません。)
 
しかし、漬物は今迄にあまり取り組んだ事がなく、昨年トライした沢庵漬けは、
会社でもあまり喜ばれませんでした。と云うより不評だらけ・・・
今度こそ手塩にかけて美味しい、美しい梅干しを漬け込みます。
 
さて、昨日日曜日は、梅干しを付けながら1冊の本を読みました。
1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた という
『死ぬときに後悔すること 25』著者大津秀一氏(致知出版社)です。
 
私は、7月の上旬に不慮の事故にあい頭を強打し暫く意識を失いました。
事故後3週間が経ち、頭や首の痛みはかなり低減しましたが先週末まで頭が
くらくらする状態が続いていました。
この事故もちょっとした、ほんの一瞬のタイミングでもっと大きな惨事に
なっていた可能性があり、軽症である事の幸運に先ず感謝しています。
また、日頃、体の痛みや、病と云うものを知らずに過ごしている自分が、
病や痛みをもって暮らす人々の気持ちを少しでも理解できる機会を与えて貰えたの
だと努めて謙虚に受け止めようとしています。
今迄犯してきた罪を少しでも贖えることができればとも思っています。
 
昨日読んだ本は、アマゾンメールや、月刊致知の広告等でこの本の紹介を
何度も見ていましたが殆ど関心がわかなかったものが、事故にあった後に、
いつ何が起こるか分からない、そして、死と云うものは割と身近にあるもの
だと感じ興味がわき取り寄せた本です。
 
内容を簡単にまとめますと、著者の大津秀一氏は、終末期医療の実践を通し
多くの死を迎える人たちと接する中で、臨終に多くの人たちが抱えている
後悔と云うものを集約しその代表的なものを25個まとめて書き上げたものです。
この本から学んだ事は、
人は病に掛かり終末期が迫ると、多くの場合、自分のことは自分でできなくなって
しまい、自律存在は失われる傾向にあるという事です。
映画やドラマで死を間近に迎えた人が、病室のベットに横たわりながら、取り囲む
人たちに、自分の意志や思いをしっかりと伝えるシーンがありますが、そういう事は
あまり現実的ではないという事だそうです。
そして、この大津先生は、生きている間に、元気な間に、やりたい事をしっかりと
やりましょうと述べられています。
自分の言葉に変えると、すべては夢をもつことから始まる。夢しか実現しない。
因果方法の法則をしっかりと信じ、良き事を思い、良き事をすれば、良い結果が
生まれる。と云う事を実践していきましょうという事だと思います。
 
著書の中に、17歳で白血病で亡くなった女子高生が残した美しい文章の紹介があり、
あまりにも感動的な心を打つ文章なのでここに掲載させて頂きます。
 
「これが私の出す最後の手紙であるかもしれないのに、本当に何を書いたらいいの
 かわからない。今生の別れの言葉は何がいいのか思いつきやしない。私はもう一度
 生きたい。病気を克服してもう一度生きたかった。
 ありがとう。
 私のために泣き、苦しみ、疲れ、身を捧げんとしてくれた人たちへ。
 人間は誰かの役に立ちたい、救ってあげたい、また、誰かの何かのために死にた
 いと理想をもつ。自分の生が、死が意味あるものでありたいと思う。
 少なくとも私にとってあなたがたの生は意味あるもであるだけでなく、なくては
 ならないものとして存在している。」
 
最終章は、『愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと』と云う題で、
70歳代後半の弟が人生の終末を京都で迎えた時に、故郷の秋田から80歳を超えた
お兄さんが2度も駆けつけてくる話である。お兄さんも沢山の病気を患っている上での
事である。
2度目にお兄さんが病院に見舞いに来られた時、もう殆ど話もできないと思われた弟さんは、嬉しそうにぽつぽつと話し出し、その夜は朝が明けるまで静かに話をされたそうです。そして、いまわの際で、お兄さんに「ありがとう」といって眠るに入り、間もなく
穏やかな微笑みを浮かべて息を引き取られます。
思わず涙がこぼれる暖かい話です。
 
私は、そして、皆様も、如何に生きるか、何のために生きるのかを問いつづけながら
生きておられると思います。
今日のおたまはん日和では、何のまとめもできずただ本の感動的な話に涙し、
17歳の少女が残した言葉を噛みしめながら締め括らせて頂きます。
最後までお読み頂きありがとうございます。
 
「自分の生が、死が意味あるものでありたいと思う。
 少なくとも私にとってあなたがたの生は意味あるもであるだけでなく、
 なくてはならないもとして存在している。」

 

 
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2009年7月13日 (月)

八十歳のアイドル久保田カヨ子様の生き方に学ぶ

先日、ある喫茶店で昼食中の話である。

30歳間近の青年たち5名が楽しそうに会話をしていました。
その一人にもう直ぐ男子誕生の予定があり、我が子の命名について
語っていました。話の中でその人が友人達に、現代の変わった名前の
読み方についてクイズを出していました。実際にある名前だそうです。

①黄熊   ②光宙  さて、何と読むでしょう?
 
答えは、①プー(熊のプーさん) ②ぴかちゅう(マンガのキャラクター)
 
この話を聞いた当初は、その命名された子供を思い、なんとも寂しい気持ちに
成りました。しかし、時間が経つうちに、この二つの命名も、例えば歴史上の大人物
坂本竜馬や、西郷隆盛など歴史的な英雄、偉人の名を取り命名する事と、この二つの
特殊とも思える感覚には、実は似通ったものがあるのでないかと思うようになりました。
 
世界的な人気キャラクターであり、正確の優しい可愛い熊のプーさん・・・
生まれてきた子供には、世界的な人気者に成って欲しい・・・
 
この命名話から受けたショックから正直に立ち直っているとは言えませんが、
何事も好意的に前向きに受け止めようと努力しております。
 
この命名話から、親の資質、子育てのあり方などを考えていると、月刊致知8月号の
インタビュー記事を思い出しました。
 
その題名は、『日本の育児再興に発奮す 私は八十歳のアイドルになる』で、
脳研工房代表取締役 久保田カヨ子氏のお話です。
 
久保田カヨ子氏は、昭和7年生まれで、昭和30年に後に大脳生理学者となる競氏と
学生結婚し、2児を立派に育て上げ、脳の発達の見地から創意工夫した幼児教育を実践。その教育は、子供の脳の発達に効果のある事が競氏の大脳生理学研究により実証される。
 
そして、日本の育児崩壊が叫ばれて久しい現状に発奮興起し、脳の発達からみた乳児教育を提唱し、若い女性たちに育児の楽しさを訴える一方、今こそ高齢者は未来の日本の子供たちの為に行動せよと叱咤する。
 
現在育児問題などを起こす若い世代に殆どの責任と原因があるかの如く考えてしまいがちな風潮の中で、久保田氏は、今起きている育児や虐待などの問題は、自分たち戦後の女達のばかげた考えから始まると断言されています。
だから今のお母さんたちを怒っても何も始まらない。
育てたばあさん、またその上のばあさんに原因がある。敗戦と、そしてそれによって
アメリカさんから頂いた婦人参政権を女たちがちゃんと考えなかった。
そこから始まっているですよ。・・・~途中略します~・・・戦後、女の人たちが
自分の生き方や人生観をしっかりまとめていたら、もう少しいい社会になっていた
はずですよ。
 
と熱く語りは続きます。
 
このインタビュー記事には、育児の大切な考え方や実践方法が久保田氏の熱く口調で
語られていますが、私が特に今回取り上げたいのは、『今起きている問題の原因は自分にある。』と云う問題の捉え方、生き方、考え方です。そして、日本育児の再興と云う夢に熱い思いを懸けて78歳にして起業されたという久保田氏の生きざまに感奮され月刊致知の記事を紹介させて頂きました。是非、月刊致知を購読され全文をお読みください。
 
本日も、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
 
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2009年7月 6日 (月)

食育のこころみ

食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践することが出来る人間を育てることである

この“食育”の語源は、明治時代に西洋医学・栄養学批判を展開した石塚左玄が
明治30年頃に、「体育知育才育は即ち食育なり」と造語した。とwikipediaにあります。

昨日、7月5日(日)に藤橋家の村上ポートリーにおいて、姫路市のある小学校の
PTAの“満点パパ”の会の保護者と児童生徒にお越し頂き、当社の養鶏事業と
農業事業の取組みを通して、“食育”の勉強会を行いました。
 
勉強会では、養鶏事業では、たまごのパッキングセンターの見学をして頂き、
農業事業では、丁度収穫時期を迎えた3種類のジャガイモ堀を皆様に実践して頂きました。
 
工場見学やジャガイモ掘りの体験の後、堀りたてのジャガイモをお母さん達に茹でてもらい食べたり、鶏糞有機肥料を主体に減農薬栽培した“お米”を炊き上げ、当社自慢の
“箱入り姫”という殻が桜色の卵と一緒に、たまご掛けご飯を皆さんと一緒に食べて、
素朴な“食”を体験して頂きました。
 
その他、“満天パパ”の企画で、卵を使ったマヨネーズやアイスクリーム作りをみんなで行い、食について、楽しく、美味しく、自分たちで食べるものを作ると云う体験も通して“食育”と云うことについて、考える機会を持てたと思います。
 
当社藤橋家の経営理念を改めて紹介させて頂きます。
 
笑顔と喜びと活気に溢れ
優れたる多くの人々が集い
真に社会に貢献し
食の源である畜産農林漁業を支え発展させる
日本一の創造力みなぎる企業となる。
 
今回の“食育”の試みは、日頃姫路商工会議所青年部で共に活動する仲間からお声掛けを頂き、小学校のPTAの勉強会のお手伝いと云う事で、食について、親と子供と企業が一緒になって考えると云う当社にとって初めての試みです。
受け入れ企業として反省すべき点は多々ありますが、PTAのパパ様ママ様の奮闘、
当社スタッフの頑張り、子供達の喜びの笑顔を見ながら、これからの当社の進むべき
一つの大切な切っ掛けを頂けたのではないかと感謝すると同時に、当社の社会で果たすべき役割・役目と云うものを改めて考え直す機会を頂きました。
 
理念にある、食の源である畜産農林漁業を支え発展させる為には、
自社のみならず、地域の方々と一緒になって取り組み、命の根源である“食”を
国民みんなで作り上げていかねばならないのではないかと感じております。
 
天気予報は、雨とありながら曇り空で暑くもなく天候に恵まれた有意義な楽しい
『食育のこころみ』を沢山の子供たちと実践出来た一日でした。
 
この度の初めての『食育のこころみ』をこれから素晴らしい形にして
発展させて行ければと念願し本日の“おたまはん日和”を締めくくります。
 
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
 
             藤橋家homepage    http://www.fujihashiya.com/
 

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