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2010年4月26日 (月)

品格高き感動のお辞儀 塩沼亮潤大阿闍梨

今年一月に致知出版社が主催する新春講演会に参加しました。
その著書の題名通り「人生生涯小僧のこころ」と題してお話を下さったのが塩沼亮潤さんです。
塩沼亮潤さんは、役行者(えんのぎょうじゃ)が約千三百年前に千日間の難行苦行をされ大峯山に金峯千寺を開祖されてから以来、なんと二人目となる大峯千日回峰行を平成11年に満行され、12年には四無行を満行された大阿闍梨です。
その講演は、大盛況で一千人を超える参加者が集まりました。そのあと懇親会があり、塩沼亮潤さんとご挨拶させて頂く機会を頂きました。長い行列が出来て次から次へと沢山の人間と挨拶を交わされるのに、塩沼亮潤さんは、優しい包み込む様な笑顔で、一人一人にとても丁寧にお辞儀をされていました。
私の番が回ってきた時、目の前で深々とお辞儀される輝く様な塩沼さんの姿に、一瞬にして心が清められる衝撃とも言えるような、大きな感動を覚えた事を今も忘れることができません。
昨日、平成20年の春に出版され塩沼亮潤さんが大峯山千日回峰行の事を書かれた
『人生生涯小僧のこころ』(致知出版社)を今一度読み返してみました。
この本の冒頭の言葉を紹介します。
「人と人、心と心が通じ合ったときの喜びとは、人生最大の喜びといえるのではないでしょうか。この喜びを求め、人生の曲がりくねった道を試行錯誤しながら、人はそれぞれの旅を続けているのです。」
本はこの言葉から始まり、出生時の奇蹟、貧しくも厳しい躾と愛情あふれる家庭で育った事、千日回峰行を志すきっかけから入行するまでの過程、そして、千日回峰行の行について実際の行日誌の言葉をちりばめながら、生きる道を優しく導く様に説かれています。
本の終盤の言葉も幾つか紹介させて頂きます。
「今が一番幸せ。生まれてきて良かった」 塩沼さんは何時もこんな気持ちで生きておられる。
「最終的に行の中で行き着いたのは感謝の世界だと思います。大自然と自分が強い絆で結ばれているということを改めて感じました。」
「心があればすべてが伝わっていくはずです。これからも「心を込めて生きる」という努力を惜しみません。」
冒頭の言葉から繋がる、締め括りの言葉です。
「人生とは常に挫折と挑戦の繰り返しです。上手でも下手でも心を込めて実践することに人生の意義があるように思います。みんなで幸せになれるように、それぞれが自分のできる範囲内で努力していけば、必ず道は開けると信じております。」
本日の“おたまはん日和”は、碩学安岡正篤先生の一日一言から“お辞儀の意義”として書かれている4月14日と15日の安岡先生の言葉を紹介して締め括らせて頂きます。
安岡先生の言葉を読み返し、塩沼亮潤さんのお辞儀は、
正に“吾を以て汝を敬し、汝を以て吾を敬す”を、誰に対しても、どんなに沢山の人にでも、
丁寧に心を込めて実践されている姿のだと改めて教えられました。

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 4月14日の言葉 【お辞儀の意義1】

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たいていの人は、
お辞儀というのは
「相手に敬意を表する」ことと思っているが、
それは第二義である。

第一義は
相手を敬するということではなくて、
「自らを敬す」ということである。

例えば仏典にお辞儀ということを説いて、
「吾を以て汝(なんじ)を敬し、汝を以て吾を敬す」と言っている。

つまりお辞儀をするということは
「自分が相手に敬意を表すると同時に、
 相手を通じて
 自分が自分に対して敬意を表する」ことである。

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 4月15日の言葉 【お辞儀の意義 2】

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鳥獣はお辞儀をするということを知らない。
ということは、
自らその真理、
価値というものを
尊重することを知らない。
まだ精神生活が発達していない。

人間になると初めてそれが発達してきて、
お互いに挨拶(あいさつ)をする。

お辞儀をするということは、
お互いに相敬するということであり、
自ら他に挨拶をするということは、
同時に他を通じて自己を敬すということだ。

そこにお辞儀というものの厳粛な意義がある。

◇◆──────────────────────────────
    安岡正篤一日一言 ~心に響く366の寸言~
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                   発行(株)致知出版社
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2010年4月20日 (火)

第5回宍粟市さつきマラソン大会 春を満喫する

4月18日(日)絶好のマラソン日和となり透き通るような清らかな春の青空のもとで
第5回宍粟市さつきマラソン大会に参加し気持ち良い汗を流してきました。
平成の市長村大合併前の宍粟郡山崎町の時から通算すると開催回数は32回目となります。
この大会は、山崎町スポーツセンターを、スタート・ゴールとし、揖保川の支流でとても
奇麗な伊沢川沿いに続く国道429号線を走ります。
今年は、まだ桜の花も楽しめました。今ちょうど見頃の三つ葉つつじが淡い紫で山肌を染めています。木蓮や沢山の春の花が咲き誇り、“山笑う”といわれる 萌える美しい新緑と一緒になり、春爛漫の自然と、沢山の沿道の応援もある素晴らし大会でした。
私はハーフマラソンに参加しましが、5kmと10kmのコースもあり、3つ全てのコースを
合わせると三千人近い参加者があったようです。
現在、マラソン人気は高まり、この大会も参加申し込みから直ぐに定員をオーバーし申込は締め切られ参加できなかった方が多数いたと聞いております。
石原東京都知事が主導して実現した東京国際マラソンは、毎回三万人の参加者のある盛大な大会です。参加申し込み者は、その3倍とも4倍とも聞いており、私も毎回申込をするものの、未だ参加できずにおります。
マラソンというものが健康の為に見直されている事もありますが、各市長村が地元の商工業者と一緒になり、町興しの為にマラソンを開催し、沢山の人を呼ぶために楽しいイベントや受け入れ態勢の創造を図っていることもマラソンブームをかなり後押ししている様です。
私の住む姫路市においても、今年の2月に姫路商工会議所青年部が主催し、第1回の姫路城駅伝大会が開催されました。これは、姫路市で国宝姫路城をシンボルとする大きなマラソン大会を開催したいという強い願いから実現したことです。
この姫路城駅伝大会は各方面から高い評価を受け、姫路市役所も市議会でも全国レベルの大会を開催したいという機運が高まり、開催へ向けて予算どりも行われたようです。
近い将来“姫路城国際マラソン大会”を開催する為に、私も所属し活動を行う、姫路商工会議所青年部で大いに盛り上げて行きたいと思っております。
永年に渡り、宍粟市さつきマラソン大会を開催されてこられた大会運営の方々、そして、大きな熱心な声援をしてくださった沿道の方々に感謝し、本日のおたまはん日和を締め括りたいと思います。ありがとうございます。
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2010年4月12日 (月)

徳のレンガを積む=働くとは傍(はた)を楽にする

かなり以前になりますが、陶芸家の北川八郎氏の著書「繁栄の法則」をこのブログで紹介させて頂いた事があります。
この北川八郎氏が、月刊誌致知の最新5月号に『徳のレンガを積んで生きると』題して、文章を寄せられています。『繁栄の法則』を読んだ時の感銘が懐かしく思い出され、また改めて、この混迷の世の中で如何に生きるべきかをとても解り易く、優しく説かれる言葉に元気と感動をいただきましたので、自らが大切な言葉を振り返り改めて勉強しながら
本日の“おたまはん日和”で、致知5月号から北川氏の言葉を紹介させて頂きます。
~~記事冒頭の紹介文~~
四十日を超える純粋断食を二度体験する中で、人生繁栄の法則の光明を得たという熊本県の陶芸家・北川八郎氏。人や企業はどのような考えを持ち、精進していったらいいのか。
ご自身の体験を交えて語っていただいた。
北川氏は九州阿蘇山中に工房を構え陶芸に勤しみながら全国色々なところで講演をされています。その中で「徳のレンガを積む人生が大切」という話を良くされているそうです。
それは、北川氏が、小さいことでも良きことを積み重ねておくことで、その人の人生も周囲も豊かに、笑顔の多いものになっていくと知っているからだと明言されています。
以下、北川氏の言葉を続けます。
徳とは、
「人を救う勇気を持つこと」
「人に悲しみや苦悩から脱出する勇気を与える事ができること」
徳の人とは、
「不満と怒りを人生から取り除いた人」   
例えば経営者にとっての徳は、
「社員の生活と安らぎを保証し、能力を引き出し、今の仕事が人々の役立っている喜びを感じさせることにあります。」
会社員などサラリーマンや特に経営幹部にとっても次の三点が大切な心得ではないかと思っています。 
 一、不安を口にしない。
 二、誰かが道に迷ったり失敗しても責めない。
 三、苦も楽も楽しむこと。色々な問題が起きても全部楽しむこと。
徳の大本にあるのは、「人を許す心」、「稀なるほどの寛容な心」ではないかと思いますが、
そういう稀なるほどの寛容な心は一朝一夕に培われるものではなく、何度も失敗し、苦しみ、反省を繰り返した後、あるいは病気やトラブルや中傷など諸々の試練を得た後、他人の痛みが心から分かるようになってこそ得られるものではないかと・・・。
釈尊の詩を紹介されています。
光に生まれて 闇に沈む者      光に生まれて 光に入る者
闇に生まれて 闇に沈む者      闇に生まれて 光に入る者
この中で、北川氏は「闇に生まれて 光に入る者」の一節に心惹かれ、
様々な挫折を通してカネや地位や名誉で自分を汚す愚かさを知り、人に喜びと優しさを与える充実を知るようになった人こそが本当に目覚める人であり、徳のある人と言われています。
私たち人生や企業を繁栄させるにはいくつかの法則があるとも説かれています。
例えば、「人の喜びに繋がるよきものを与え続ける」のも一つで、
人に善意と好意を与え続けていると、人々の応援という形になって自分に返ってくる。
商売も同じで、まずはお客様の心を打つもの、生き方を変えるようなものを提供することです。
人はもらったものを自分の周囲の人に返えそうとします。喜びを与えられたら、喜びを返したくなるものです。
仕事の先にある成果を人々の笑顔や喜びに繋げてこそ、働く真の喜びが得られることでしょう。
「働くとは傍(はた)を楽にすること」を北川氏は口癖にされているそうです。
北川氏は、次の言葉で今回のお話を締めくくられています。
今多くの企業が不況で苦しんでいます。それは社会が修正を求められている表れと気づき、人々の生きがい、希望、勇気を生み出すために精進し、繁栄を続ける会社があるのも事実です。
私はそこに明るい未来があると信じています。
わたくしは、「働くことは傍を楽にすること」と北川氏の締め括りの言葉を何度も反芻し仕事に励んでいきたいと切に願い本日の“おたまはん日和”を締め括ります。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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2010年4月 5日 (月)

横浜市長 林文子さんに生き方を学ぶ

2009年8月に横浜市長に当選された林文子さんの言葉
「人生は仕事の中でしか学べませんよ」は、最近いつも繰り返し心の中で噛みしめ大切にしている言葉です。また、人様の前で話をする機会を頂くと必ずと言っていいほど紹介をさせて頂く言葉で、林文子さんには最近大いなる学びを頂く毎日です。

これまでにも林文子さんの事は何度もか紹介させていただきましたが改めて彼女の経歴を簡単に紹介致します。
林文子さんは、1946年5月5日生まれ、高校を卒業されて普通に会社に就職をされましたが、31歳の時、ホンダ系の新車販売会社に転職され、直ぐにトップ成績を上げられ、最後までトップの座におられ続けたそうです。そして、フォルクスワーゲン社長、BMW東京社長、ダイエー会長、日産自動車役員、東京日産自動車社長などを歴任され、現在横浜市長をされています。

また次に御紹介する通り著名な雑誌からも高い評価を受けておられます。

                             (wikipediaより)
  • 2004年 - 米経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』「注目される女性経営者50人」に選出された。
  • 2005年7月、アメリカの雑誌『フォーブス』の「世界で最も影響力のある女性100人」で66位に選ばれた。
  • 2005年10月、アメリカの雑誌『フォーチュン』の「米国外のビジネス界『最強の女性』」で10位に選ばれた。
  • 2005年12月、『日経ウーマン』の「ウーマン・オブ・ザイヤー2006」でキャリアクリエイト部門1位、
  •   総合2位に選ばれた。

    経歴だけをみると順風満帆、サクセスストーリーを一直線に進んでこられた様に見えるかもしれませんが、女性であることによるいやがらせなど苦労は並大抵ではなかったはずです。
    また、仕事のプレッシャーや仕事のやり過ぎで身体を壊し、長期入院をされたことも有ったようです。
    ではなぜ、林文子さんがこれまでの成功を収めてこられたのかを、林文子さんの著書

    “「もう一言の」極意”を最近読み、彼女の生き方から感じ取った事を、この著書の中から
    林文子さんの言葉を掻い摘みながら改めて勉強しなおしてみようと思います。
    「もし私が仕事で成功したといっていただけるなら、その成功はすべて、日々、出会った方々 とのつながりがもたらしてくれたもの。成功の「秘訣」というような特別なものはありま せんが、私が今日までやってこれたのは、出会った方一人ひとりのあいだをできるだけいい 関係に育てようとしてきたことに尽きると思っています。人の出会い、おつき合いを深め信頼関係を深めていく。どんな仕事もこうして進められ、遂げらていくのです。」

    この林文子さんの言葉から、正に人様とのご縁を大切にされ、謙虚に直向きに生きてこられた事がよくわかります。

    この著書は6章の構成で各章のタイトルは次の通りです。

    第1章 「もう一言」の話しかけで人間関係は変わる
    第2章 人脈を広げる、ちょっとした習慣
    第3章 「ほめぐせ」「感謝ぐせ」をつける
    第4章 言いづらいことほど本気で伝える
    第5章 口下手な人も、こうすればうまく話せる
    第6章 逃げずに真剣に相手と向き合う

    本の中で色々な事が書かれていますが、林文子さんは、聞き上手、人の話を聞く達人です。
    先に紹介した林さんの言葉にも現われていますが、
    林さんは、何よりも頂いたご縁を大切にされ、第6章のタイトルの通り、逃げずに真剣に相手と向き合い、相手の事を思いつくして生きておられる人だと云うことです。

    林さんが本の中で、お客さまから頂いた言葉を紹介されていますが、これらの言葉が如実に彼女の生き方を表していると思います。

    「あんなに熱心にこちらの言うことを聞いてくれる営業には、あとにも先にもあったことが
     ない。だから、林さんのことは忘れられませんでしたよ。」
    「・・・八つ当たりばかりしていた。・・・でも林さんくらい話を聞いてくれ、親切にして
     くれた人はいなかったです。・・・」
    「あれから何台も車を買いましたが、あなたのように親身になって話を聞いてくれる人は
     ありませんでした。・・・いまは自分もこういう立場になりました。じつはしょっちゅう、
     林さんのことを社員に話して聞かせているんですよ。」

    林さんは書かれています。
    「ときに「林さんはお話が上手ね」とほめていただくことがありますが、その実像は、
     ひたすら相手を受け入れながら、熱心に話を聞くことだったのです。」

    林さんは、2006年3月にもある雑誌で、「品格ある女性ビジネスパーソン」の第1位に選らばられておられます。この品格第1位という賞の受賞を大いに喜ばれ品格について次のように表現されておられます。

    ・・・そして人に求められている最も大事なものは「品格」でなないでしょうか。
    そして、品格は、人との関わり合いの中でこそ、身につき、備わっていくものだと思うのです。
    反対に言えば、人と深く関わることなくして、品格が養われる事はないと言えるでしょう。

    出会った人とのご縁を大切に育み、ひとつひとつの人間関係を大きく、豊かに実らせていく為には、仕事をする事が一番だと林さん言われています。

    与えられたご縁を生かし大切にする生き方。相手のことを真剣に思い接すること。
    この林文子さんの生き方から強いメッセージを頂きました。
    この著書の最後の言葉に林文子さんの思いが凝縮されていると思います。
    この著書の最後の素晴らしい言葉を紹介させて頂き本日の“おたまはん日和”を締め括ります。

    『仕事を通して人は磨かれ、しだいに強く美しく、おだやかに、温かくなっていくのだと思って います。人生とは何か?そう聞かれたら、「人がすべて」と答えます。お客様という「人」、 職場の仲間という「人」、すべての「人」に学び、育てられ、磨かれていく。それが人生。
     それが、生きる喜びです。
     いまの私があるのは、これまでの人生で出会った、すべての人のおかげです。』

    本日も最後までお読み頂きありがとうございます。

    P.S.
    本日紹介しました著書お勧めです。是非、お読みください。

    不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意 
    林文子著 草思社
                   藤橋家homepage    http://www.fujihashiya.com/

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