“日本人の誇りを取り戻せば子供たちは変わる” & 姫路城の歴史(105)
荒廃する一方の日本人の教育界において、日本人の誇りを徹底して植え付けることで子供たちを問題行動から立ち直らせている教育者がいる。熊本県の勇志国際高校学校校長・野田将晴氏である。
上の言葉は、人間学を学ぶ月刊誌『致知』9月号の、『教育の本質を問う』という対談の冒頭の紹介文です。この対談は、野田校長と現役の中学校教師時代、日教組と戦い、多くの非行少年たちを更生させてきて、現在環境ビジネスの社長をされている木村社長との対談である。
この対談の文章の副題であり、本日のこのブログの標題に掲げた“日本人の誇りを取り戻せば子供たちは変わる”という事について、お二人のお話を紹介させて頂きながら、大東亜戦争後の戦勝国アメリカにより、3S(スポーツ、スクリーン、セックス)作戦や、日本の歴史の否定、日本の神話を子供教育から排除するなどの、日本人を骨抜きにしてしまおうという人間獣化作戦がどれだけ日本人の心を蝕んできたか、そして、野田校長と木村氏はどの様に考え、行動されているのかという事を、本分を読み返しながら、考えて行きたいと思います。
野田市は、高校卒業後熊本県の警察官になります。元号を廃止して西暦に一本化するという動きが巻き起こった時に大きな危機を感じ、30歳で警察を退職し反対運動に没頭します。その後熊本市会議員を一期、県議会議員を三期務めた後、政治の同士だった熊本叡径氏という方から、戦後の教育に真っ向から立ち向かう為に、勇志国際高校という通信制の学校を立ち上げるから手伝ってくれと言われ平成16年に学校を立ち上げ校長となられます。
勇志国際高校の教育の基本は、一に生徒の長所を見て、それを伸ばす教育に徹すること。二つ目は日本人としての誇りを取り戻すという、二本柱であるそうです。
生徒の七~八割が不登校経験者、残りの二~三割がやんちゃな行為ではみだしてしまった生徒たちで、通常の勉強は、通信教育である毎日の自宅学習ですが、大きな柱として行っているのが、二十数回実施するという四泊五日の集中スクーリングという、厳しい時間管理の下で集中して行われる、特別な合宿授業があります。
近現代史についても徹底的に真実の歴史について考えてみる試みを行っておられます。
近現代史の中で、日本はアジア諸国を植民地化し、自ら戦争への道を突き進んでいった様に言われていますが、本当にそうなのか?
逆に東南アジア諸国から日本がどれだけ評価されているのか、大東亜戦争前、日本はいかにアメリカから追い詰められていたか、天皇陛下は国民にとってどの様な存在でいらっしゃるのかという視点でこの時代を紐解(ひもと)いて行くのです。
日本人の誇りさえ取り戻したら、子供たちは目の前で明らかに変わって行くそうです。
ある生徒さんは、小学校4年生からずっと不登校で、週に2回心療内科に通い、手のひらいっぱいになるくらいの安定剤を毎日飲んでいたのに、スクーリングで日本人の誇りを教えたら一回でそれが治ってしまったそうです。
その子は不登校だったお陰で、日教組の教育に毒されていなかったことが良かったのかもしれないというコメントも有りました。
そして、日本人としての誇りを取り戻すことさえできたら、人間としての誇りも自分に対する自信も取り戻せる。そこから夢や希望が湧いてくる。人を愛することもできるようになるということを、7年間の教育を通して、野田校長は確信したと言われています。
また、野田校長が県警時代、二十四歳の時に青年海外協力隊でマレーシアに行った時、柔道と逮捕術の教え子(若くない)のラフティフさんというインド系のマレー人から、次の話を聞かされます。
「僕はマレー人だ。しかし誰よりも天皇陛下を尊敬している。マレーシアは何百年もの間、イギリスの植民地下にあり人々は奴隷の如く扱われた。独立は絶対に不可能と思っていた。そこに日本軍が来て僅か五十日でイギリスを追い払ってくれた。その経験が戦後マレーシアの独立に繋がった。大東亜戦争の後、日本人は謝ってばかりだけども、なぜそんなバカなことをするのか。日本人は祖国の歴史をもっと誇り高く思ってほしい、それに気づいてほしい。」と語気を強めオイオイ声を上げて男泣きに泣きながらうったえたそうです。
このラフティフさんの言葉が、野田校長が教育というものを考える切っ掛けになったそうです。
野田校長はこの対談の後半で次の様に語っておられます。次の言葉を紹介しながら、本日の“おたまはん日和”を締め括りたいと思います。
『・・・、その中で一つ確信を得たのは、教育の本質とは祖国の尊い歴史と文化を次の世代に語り継ぐ営みだということでしたね。生徒と教師が祖国への誇りを取り戻せば、いまマスコミを騒がせる問題の多くは解決できるのではないでしょうか。』
本日も、最後までお読み頂き有り難うございます。
P.S.近現代史を学ぶ為の、私の推薦図書をご紹介します。
今までにも何度か紹介させて頂いておりますが、まだお読みでない方は、
是非一度お読みください。
『おじいちゃん戦争の事を教えて-孫娘からの質問状』
中條高徳著(アサヒビール名誉顧問)小学館文庫 単行本600円
* * * * * 姫路城の歴史(105) 姫路ぶらばらから原文のまま紹介 * * * * *
姫路円卓会議発行の“姫路ぶらぶら”から姫路城にまつわる歴史を紹介しています。
第105回目は、姫路城の歴史『 さまざまな庭園が楽しめる「好古園」 』をお届けします。
市之橋の東に作られた「好古園」は、1992年(平成4)に開園した池泉回遊式の日本庭園で、江戸時代末期、この前にあった藩校「好古堂」に因んで、その名が付けられています。
ここ好古園内では、 1985年(昭和60)以来の発掘調査をもとに、「西池袋」と呼ばれた武家町の町並みが再現されており、映画やテレビのロケ地にも使用されています。
そして、各屋敷内には「築山池泉の庭」や「夏木の庭」など、趣きの異なる9つの日本庭園があり、各庭には素晴らしい石灯篭が飾られており、初夏にはホタルが舞うなど、その季節に応じた風景を楽しむことができます。
また、この好古園の奥にある「御屋敷の庭」は21代城主本田忠政が造営した「西御屋敷」と呼ばれる下屋敷があった場所で、庭園内にあるレストラン「活水軒」では、播磨の名物である穴子料理などを楽しむことができます。さらに「茶の庭」には裏千家家元の設計・監修により建てられた本格的な茶室「双樹庵」があります。ここ双樹庵では、作法を気にすることなくお茶を楽しんでもらうことを第一と考えているため、積極的に作法を教えることはありませんが、尋ねればわかりやすく教えてもらえます。
好古園への入場は、「姫路城好古園共通入場券」がお得で、姫路城シルバー観光ガイド
さんにガイドをお願いすることもできます。
開園時間:9:00~17:00(入園は午後4時30分まで)
※夏期(4月25日~8月31日)は、1時間延長
休園日 :12月29日~30日
入園料 :一般300円、小・中学生150円
姫路城・好古園共通入場券 大人:720円 小人:280円
お問合せ:「好古園」電話079-289-4120
以上、姫路円卓会議発行のガイドブック“姫路ぶらぶら”のP から
『「」 「」』を紹介させて頂きました。
*藤橋家homepage http://www.fujihashiya.com/
*たまごや通心(こだわりの通販) http://www.tamagoya.org/
*姫路ケーブルテレビ WINK“たまごや”
放映番組~いま、輝いてます~のYou Tubeです。
http://www.youtube.com/watch?v=GJ15H13ZaRw
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