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2012年10月22日 (月)

『人生を変えるオーケストラ & 姫路城の歴史(110)』

 先日NHKテレビの「地球イチバン」という番組を見ました。その日の題名は、
『地球で一番大きなオーケストラ。人生を変える!! 33さん万人の大演奏 』
でした。

 ご覧になられた方も多いかと思いますが、ベネズエラで特に貧困にあえぐ子供達
を中心に、無料でクラッシック音楽を教えていくことで、沢山の子供達の人生を変
えていると云う話を、何か新しい気づきが見いだせないかと思い振り返ってみたい
と思います。

 今書きました、ベネズエラの音楽教育の青少年オーケストラ基金のことを「エル
・システマ」と言います。エル・システマとは英語でTHE SYSTEMと云う意味です。

 エル・システマは、1975年にアントニオ・アブレウ博士の呼びかけで始まり、
幼児から無料で楽器も与えられて音楽を学び、オーケストラ活動に参加していくと
いう教育システムで、これはベネズエラの国家が行っているものです。

 参加する子供達の多くは貧困層であり、ストリート・チルドレンや麻薬売買や
恐喝・強盗などの犯罪をしていた子供達が、音楽に出会い、そして、エル・システ
マで先生や仲間を得ることで、犯罪から抜け出し人生を変えていくという大きな
実績を上げて世界的に評価をされているシステムです。

 番組の中で紹介されていた若者は22歳で、エル・システマで子供達に音楽を教え
ていました。その彼もかつては、家を飛び出しギャングになって犯罪を繰り返して
いましたが、エル・システマにより救われ、破滅的な生活から逃れることが出来、
命拾いをして、自分の人生を得ることが出来たと語っています。
そして、その彼は、エル・システマで働く理由を次の様に語っています。

「私は、自分にしてもらったことへの恩返しをしたいのです。
 自分を変えるきっかけを見つけて欲し為に、そのお手伝いをしたいだけなのです」

 このエル・システマの教育方針の大前提が、人を大切にするということなのです。
今まで人を信じる事が出来ず、周りにいる人間は敵ばかりだと思っていた子供達が、
このエル・システマでは、人間としての人格を認められ「あなたは出来る人であり、
この世の中の大切な財産」として皆から受け入れられ、褒められ、与えられる、
そんな環境がそこにはあるのです。脅しや威嚇による恐怖の世界ではなく、絶えず
ポジィテブに、明るく活きる事を教えられ、仲間みんなで支え合っていくのです。

  このエル・システマから世界的な音楽家も輩出されています。
その名は、グスターボ・ドゥダメル氏(1981年生)です。
ドルダメル氏は、音楽家の両親のもとに生れ、5才からエル・システマに入ります。
2004年にマーラー国際指揮コンクールで優勝し一躍脚光を浴び、その後の活躍は
凄まじいものです。エル・システマの子供達の憧れの的であることは言うまでも
ありません。

 貧困に喘ぎ苦しみ、愛情というものを知らずに育ってきた子供達を蘇らせるこの
エル・システマは、過去100万人の子供達を世の中に輩出し、現在33万の子供
達が所属して活動をしています。

 教育とは何なのか? 人間の生きる力や、その生きる力の源とは何なのかという
ことを考えずにはおられません。

 エル・システマの子供達の中で、成長の遅い、自分自身を出来の悪いバカで、
どうしようもない人間だと思っていた女の子が、先生や周りの仲間に支えられ、
音楽を通して目覚ましい成長を成し遂げたことが番組の中で紹介されていました。
その女の子が、このエル・システマで学んだ事を次の様に語っていました。

「自分は出来ないと思っていただけ。自分の敵は、自分自身なのだと知りました。」

 私がこのNHKの番組を見て、一番強く感じたことは、人間が活きていく上で
最も大切なことは、偏りのない強い愛の心を持ち、人を認め、褒めて、与えていくと
いう生き方を人間みんながしていかねばならないということです。先ずは自分から。

皆がこの様な心を持てれば、世の中は、絶対に変わるということです。

番組中に紹介された『エル・システマ』を言い現わした言葉を最後に紹介し締め括ら
せて頂きます。

「小さなかけらが集まった、大きな塊(かたまり)です。」

最後までお読み頂きありがとうございます。

* * * * * 姫路城の歴史(110) 姫路ぶらばらから原文のまま紹介 * * * * * 

姫路円卓会議発行の“姫路ぶらぶら”から姫路城にまつわる歴史を紹介しています。

第110回目は、姫路城の歴史『 高瀬舟を繫いだ「船繋ぎ岩」 』をお届けします。

「船入川」から南に下ると、「西国街道」という標石があり、この側の民家の庭に、
昔、高瀬舟を繫いだといわれる「船繋ぎ岩」があります。この岩は元々、船場川の
中堤にあった物ですが、現在はその役割を終え、庭石として使用されています。


以上、姫路円卓会議発行のガイドブック“姫路ぶらぶら”の P68 から
          『 高瀬舟を繫いだ「船繋ぎ岩」 』を紹介させて頂きました。

   
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