« 出光佐三に学ぶもの | トップページ | 新入社員式 松下幸之助翁「ほれこんでいるか」 »

2014年3月24日 (月)

地球交響曲3 命は大いなる繋がりの中で・・・

 

先日映画(DVD)『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第三番』

 

を見ました。今迄に第一番と二番を見てきました。既に第七

 

番まで作られています。

 

この映画は、世界各国に渡り偉大な功績を上げられた方や

 

研究を進めておられる方のインタビューをもとに作られてい

 

ます。

 

 テーマは壮大で魂やスピリチュアルな世界を教えてくれま

 

す。龍村仁監督の言葉を勝手ながら要約すると、龍村監督の

 

映画製作の主旨は次のような事になると思います。

 

 

 

「宇宙創生以来百三十八億年、地球に生命が誕生して四十億

 

 年にわたって蓄積されてきたものを受け継いで、今こうし

 

 て生きている。その中で知性や心を与えられて、膨大なエ

 

 ネルギーを獲得することも出来る様になった。

 

  しかし、かつてのように人智を超えた偉大な力、まさし

 

 くサムシンググレートに生かされている感覚を失っている。

 

  今後はそのサムシンググレートを素直に受け入れていく

 

 ところに人類の次なるステップが見えてくる。」

 

 

 

自分の命は自分の私有物ではなく、大いなる繋がりの中で

 

 生かされているということです。そのことを自覚すれば、

 

 もう感謝と祈りの心にならざるを得なくなるし、幸せに

 

 生きられると思うんです。」

 

 

 

 この話は、月刊誌致知3月号の龍村監督と村上和雄筑波大

 

名誉教授の対談『生きているこのただ事ではないありがたさ』

 

の龍村監督の言葉です。

 

 

 

第一番、二番に登場した人を少し紹介します。

 

・元宇宙飛行士 ラッセル・シュワイカート氏

 

・登山家    ラインホルト・メスナー氏

 

・海洋冒険家  ジャック・マイヨール氏

 

14世 ダライ・ラマ法王

 

 

 

 第三番では、写真家 星野道夫氏の話が先ず紹介されま

 

すが

 

星野氏は、この映画のインタビューを受ける直前にロシアを

 

旅している途上で熊に襲われ亡くなります。

 

星野道夫氏のこの映画の為のインタビューは出来ませんでし

 

たが、此れ迄の映像や著書、そして、多くの偉大なる友人達

 

のインタビューを通して、星野道夫氏が如何なる人かが解って

 

きます。

 

 

 

 19歳の時に古本屋にいったら、自分を待っていたかの様に、

 

アラスカのエスキモーの村や人達の写真集が目に飛び込んで

 

来る。その世界に引込まれ、その村に手紙を送ると、是非遊び

 

においでと返信がある。1ヶ月の予定で訪問したその村で半年

 

近く生活をすることになり、彼の人生が動いていく。

 

彼は何時しかアラスカに住みながら写真家として活動をする様

 

になるのです。

 

 

 

 星野氏の友達で、大自然のあらゆる所に着陸を試みるブッ

 

シュ・パイロットのシリア・ハンターさんは、星野氏のこと

 

を次の様に語っています。

 

「ミチオの真髄は魂です。

 

      どこから来た魂なのか解りませんがね?」

 

 

 

 そして、シリアさんの次の言葉を星野氏は大変好きだった

 

そうです。

 

「人生とは何かを計画している時起きてしまう別の出来事

 

 のこと」

 

 

 

 

 

第三番のもう一人の登場人物を紹介します。

 

 

 

 ハワイアンの外洋カヌー航海者ナイノア・トンプソン氏で

 

す。ナイノアは、1953年生れで、一切の近代器具を使わずに、

 

星や風、波だけをたよりに、ハワイからタヒチ迄の5千キロ

 

の旅をカヌーで成し遂げた人です。

 

 

 

 ナイノアの祖母は殆ど純粋なハワイ人でした。ナイノアは

 

ハワイ人の社会の中で育ったので、最初の言葉はハワイ語だ

 

ったし、学校へ行く迄は沢山のハワイの文化や風習を学び

 

ました。ところが学校へ通う様になったとたん、ハワイ語を

 

喋ったり、フラを踊ったりするだけで鞭で打たれたのです。

 

 

 

 ハワイの祖先がいつころ初めてこの島にやって来たかは、

 

まだ分かっていません。ただ、言葉や遺伝子のつながりから

 

みて彼らは南太平洋のポリネシア諸島から5千キロの海を旅

 

してこの島にやって来たことだけは確かな事実です。

 

 

 

 数千年前に人々がどのような方法でこの島(ハワイ)に

 

来たかをしるのがナイノア達の目的でした。

 

数千年前の未開人にそんな旅が出来る筈はないというのが西洋

 

近代の見方でした。それに対して、伝統の歌にある大航海の

 

ことを信じよう、カヌーを復元してそれを証明しようと誰か

 

が言い出したのです。しかし、どの様にやって来たかは謎と

 

されていました。言い伝えとして、その当時から海洋技術

 

が発達しており、大きなカヌーで渡って来たこともある程

 

度解って来ています。そこでハワイアンの人達が立ち上がり

 

、当時のカヌーを再現し、文明の利器を頼らずに、ハワイ

 

とポリネシア諸島のタヒチの海路を本当に往復しようと計画

 

が持ち上がります。

 

 

 

 しかし、ハワイには文明の器具を一切頼らずに自然の星や

 

波を読み解く航海技術も持った人は誰もいませんでした。

 

 そこで、南太平洋のサトワール島から熟練の航海者マウ・

 

ピマイルーグが招待されたのです。

 

 マウは、1974年に5百年ぶりに復元された大型カヌー船

 

ホクレア(Hokulea)号を、わずか1ヶ月で正確にタヒチに

 

導きました。この航海に弱冠24歳で乗りこんでいたのが、

 

ナイノアでした。

 

 マウは祖父から教わり、その祖父はまたその祖父から教

 

わっています。だから彼は3千年間、絶えることなく続く、

 

遺産の継承者だと言えることができます。

 

彼らはナイノア達が成長期に捨てることを求められた様々

 

な感覚を逆に磨きながら成長したんです。

 

だから彼は、夜目をとじて横になっていても波の動きから

 

正確に方角を知ることが出来る。だから、ナイノアは、

 

そんなマウを見つめ、古代の人々が自然界と如何に波長を

 

合わせていたかを学べば良いのだと語っています。

 

 そして、ナイノアは、マウから航海術を学び、初めての

 

航海を控えたある夕方、海辺に立ち、マウは、ナイノアに

 

問いただします。

 

 

 

ここからは、ナイノアのインタビューをそのまま紹介します。

 

 

 

今日、このブログでお伝え紹介したい一番の内容です。

 

 

 

「彼は僕をここにつれて来て、この場所に立たせ、タヒチの

 

 方角を示せと言いました。それまで十分に修行をしていた

 

 ので、僕にとってそれは、簡単なことでした。

 

 そこで、タヒチの方角を指すと、次に彼はこう聞いたんです。

 

 お前の目に、タヒチの島は見えるか?

 

 しばらくたって僕はこう答えました。

 

 心の中で島が見えます。イメージ出来るっていう意味だった

 

 んですが、すると彼は“Good”、よしそれでいい。

 

 心の中の島をけっして忘れるな!忘れた時、お前は道を失う。

 

 そして、さあ家に帰ろうと言いました。

 

 その日以来、公式のトレーニングは一切なくなりました。

 

 

 

 彼は正に叡智の人で、ビジョンというものが如何に大事で

 

 あるかを知っていました。この場所は、正にビジョンを与えて

 

 くれた場所です。

 

 

 

  マウが、島が見えるかと聞いた時、それはお前に島は見え

 

 るということを本気で信じることが出来るかという問いで

 

 あったのです。そうでなければ迷子になる。

 

  仮に実際に島が見えなくても、島のイメージを強く持ち続

 

 けること、それが成功の鍵なのだと教えたのです。」

 

 

 

 このマウの言葉に何も付け加える言葉はありません。

 

マウという宇宙と一体になれる偉大な方の言葉を何度も読み、

 

また読み返しています。

 

 

 

最後迄お読み頂きありがとうございます。

 

 

 

 

 

*****************************

 

藤橋家homepage         http://www.fujihashiya.com/

 

たまごや通心(こだわりの通販) http://www.tamagoya.org/

 

姫路ケーブルテレビ WINK“

 

  たまごや放映番組~いま、輝いてます~のYou Tubeです。
      
      http://www.youtube.com/watch?v=GJ15H13ZaRw

 

兵庫の社長tv藤橋家 

 

   http://hyogo-president.net/fujihashiya

 

*****************************

 

 

 

 

 

 

 

|

« 出光佐三に学ぶもの | トップページ | 新入社員式 松下幸之助翁「ほれこんでいるか」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。