新入社員式 松下幸之助翁「ほれこんでいるか」
3月29日に我社藤橋家の新入社員式と経営計画決断式、
そして、夕方からは全社で懇親会を開催しました。
今年の新入社員式では、播磨地域の地元の高校を卒業した
熱意と情熱を持ち、とても誠実な青年二人を迎えることが
出来ました。
私は毎年の新入社員式で、松下幸之助翁がある会社の新入
社員式に招かれお話をされた「ほれこんでいるか」という話し
を皆さんに紹介させて頂いています。
その「ほれこんでいるか」という話しを要約すると次の様
になります。
松下翁は、新入社員を前に、その会社に入って部長、そし
て重役になれる秘訣を教えましょうと話しだします。
まずこの会社に入社したんだから、家に帰って両親に、
この会社に入社して色んな話しを聞いて感じるのは、非常に
いい会社であるという事を発表する。そうすれば両親もそん
なにいい会社かと思い、必ずや安心される。
そして、友達に会っても、親戚に会っても、自分が入った
会社は非常にいい会社で、日がたつにつれて益々強く感じて
感心し、喜んでいると伝える。この様なあなた達の信念的な
態度に対して、両親も、友達も、親戚の方々も共感を持つ様
になる。
この様な人が一人会社に入ったことで、だんだん、だんだ
んとその周囲の人を、知らず知らず吸収して、立派に会社の
宣伝をすることになる。品物を売ることになる。そして、そ
の人自身が、だんだん、だんだんそういう気分になって来る。
いわゆる会社になくてはならんという信念の持ち主になってく
る。そういう人を会社がほっとくわけない。だから部長に
なり、重役に、そして、社長になってもらおうやないかとい
うようになる。
という話しですが、これは、新たに入った会社や、その仲間、
先輩達を心の底から好きになり、何でも良いからその会社や
人達の役に立ちたいと信念し、行動すれば、その人は、周り
から好かれる人となり、益々またその人もその信念を強くし、
周りを巻き込み成長していくと云う事だと思います。
これは、自分が先ず、周りに“ほれこむ”ことが、人様か
ら好かれることになるということだと思います。
今年の大河ドラマは、軍師官兵衛で、今 秀吉が登場して
いますが、あの秀吉が百姓の身分から、あの信長に仕えて、
出世街道を驀進することができたのも、あの癇癖(かんぺき)
家の信長にも惚れ込んだために、信長からも愛すべき者と言
われ、又、周りの人をも魅了し好かれる人であったからこそ、
30年足らずで天下統一を成し遂げられたのだという事にな
ると思います。
我が師天風哲人も、著書『真理のひびき』で次の様に言わ
れています。
人というものは、知識や経験や能力等がいくら優れていて
も、人に好かれる要素に欠けていたのでは、人と人との間に
あって生存生活するいわゆる人間としての存在資格を完全に
確保することが到底おぼつかない、と。
今日の話しを会社の経営に言い換えると、会社が成長発展
し社会から評価されるには、先ずその会社自身が、まず人の
世のために役に立ち、喜んでもらうことを第一の目的として、
事業を進めていくことが要諦であると云う事だと思います。
毎年松下幸之助翁の「ほれこんでいるか」という話しを紹介
させてもらっているうちに、幸之助翁の同じ話しからも、感じ
取れる内容が少しずつ変わり、自分なりの理解を深める様に
なってきたと感じています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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