大手ハンバーガー会社の大改革へ期待
昨日、日曜日の日本経済新聞(以下、日経)で、大手ハン
バーガー会社についての“負の連鎖”と題した記事を読み
問題の大きさを教えられました。この“負の連鎖”のこれ
までの経緯や、さらに問題が大きくなっている原因などに
ついて、FCチェーンの現場の声を交えながら書かれていま
す。
私達の鶏卵業界もこの会社での“月見◯◯”など有名な
商品の発売中は、鶏卵相場が上昇と言われるほど、大変お
世話になっている大会社です。ですから、どの様な対策を
とって、改善していくのか大きな期待もしております。
今日は、この“負の連鎖”の記事から経営のあり方につ
いて考えてみようと思います。
日経の記事の内容は、今回の肉の問題が発生してからの
対応の悪さについて色々な指摘をしています。
まず、8月の下旬に料金の過剰徴収をしていることです。
それはある商品の半額キャンペーンを実施するに際して、
その商品の価格を、キャンペーン実施のわずか3日前に
値下げ価格の変更(更に値下げ)を決め、本社からの全店
へのレジ修正が間に合わず、全スタッフへの周知徹底が出
来ず、約8割の店舗で過剰請求をしていたと言う内容です。
しかもキャーンペーン商品が、チキンとナゲットというNG
商品であったことも批判の的になっています。
中国の事件が報道されてからは、既存点の売上が激減し、
特に休日は子供連れが消えてしまったと云う事。金額も4
分の1程度に低迷する店舗も在るそうです。
特に今回の対応に批判が集まっているのが、社長兼最高
経営責任者が、事件直後に会見を開かず、1週間後の中間
決算発表で謝罪の文章を読み上げ、しかも、事件に「憤り
を感じる」として被害者としての発言を繰り返した事です。
この様な態度をとることが、問題を如何に大きくしてし
まうかと云う事は、誰にも容易に分かる事です。特に、そ
れが、最高経営責任者であれば尚更です。
この話しを聞いて思い出すのが、ジョンソン・エンド・
ジョンソン(以下、J &
J)です。J & Jは、80年以上も、
増収を続ける世界の名門企業ですが、1982年に人気の小児
用の解熱鎮痛剤「タイレノール」に、シアン化合物という
毒物が混入され7人の子供が亡くなりました。この事件が
発覚してから、J & J社は、全国の商品の回収を発表し、
社員の家族やOB社員を総動員して回収に当たったり、この
事件の報道を全国のほとんどのテレビ局や新聞社などを使
い徹底的に行い、事件の広がりを阻止しました。
その事件の後、パケージを刷新して発売するも、また
その4年後に毒物が混入される事件が起きます。その時は、
全ての商品を回収するだけでなく、毒物が混入されない
パッケージを開発するなど、J & J社は、事件を通して
消費者に対して、揺るぎない信頼を獲得し、業績を大きく
伸ばす事になります。
今日取り上げた大手ハンバーガー会社には、J & J社の
様な大改革を成し遂げて、経営の手本を示して頂ける事を
大いに期待しています。
最後迄お読み頂きありがとうございます。
*****************************
藤橋家homepage http://www.fujihashiya.com/
たまごや通心(こだわりの通販) http://www.tamagoya.org/
姫路ケーブルテレビ WINK“
たまごや”放映番組~いま、輝いてます~のYou Tubeです。
http://www.youtube.com/watch?v=GJ15H13ZaRw
兵庫の社長tv藤橋家
http://hyogo-president.net/fujihashiya
**************************
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
I think / work if we can think about a cup of coffee
投稿: fifa 15 coins | 2014年9月30日 (火) 09時36分
youre very eloquent.
投稿: destiny glimmer | 2014年9月11日 (木) 12時39分