卵は最高のアンチェイジングフード その⑴
地元の先輩から次の様な嬉しい相談を受けました。
「藤橋君! 卵は2個以上食べる方が健康にええとか、2個以上
食べてもコレステロールについてなにも心配せんでええちゅうこと
はわかってるんやけど、人にそのことを説明するのに口頭だけで
は、説得力がないんやな。なんかええ本とか、資料はあらへんの?」
私は、直ぐに何冊かの本や資料を思い浮かべました。
でもそれらは、卵の業界や関係者から出版されているもので、出来れば卵業
界に全く関係のない人の話をまとめた物の方が良いと思い探していました。
そしたら、ある友人が思いがけずある本を紹介してくれました。
その本が、今日の表題に掲げた題名の本だったのです。
今日はその著者、栄養科学博士 オーガスト・ハーゲスハイマー氏が書かれ
た
『卵は最高のアンチェイジングフード』
から、卵が如何に優れた食べ物であるかということを学んで参ります。
その前に、私と同じ年に生まれた52歳のオーガスト氏が如何に健康的で若
くみえるか、オーガスト氏のアメブロサイトを見てください。26歳の双子の息
子さんと兄弟とよく間違われるそうです。
オーガスト氏の簡単な紹介をします。
1962年福島県豬苗代で生まれ、カリフォルニアで育ちます。学生の 時、友
人に50代の父親を祖父と間違われるほど氏の父親は老けて見えました。
ただ、その父親の若い頃は名優クラーク・ケーブルのような超美男子だったの
です。そのことにオーガスト氏は、大きなショックを覚え、
「若さを保ち続けるには何が必要なのか知りたい」
という思いから大学で予防医学、そして、栄養学を研究するようなります。
さて、本題の卵の話を進めていきます。
今日は、卵を食べるとコレステロール値が上昇するというウソについて、そし
て、簡単な医学的なことについて学び、来週に、卵がアンチェイジング(若返り)
のため、如何に素晴らしい食べ物であるかとということについて学んで参ります。
この卵を食べるとコレステロールが上昇するというウソの根拠となっているの
は、1913年にロシアで行われたウサギを使った動物実験の結果です。
草食動物である“ウサギ”に、通常は全く食べない卵を大量に供与した結果、
コレステロール値が上がったという内容です。人間は動物性食品も食べる雑食
動物で、ウサギとは性質も全く違い、実は卵を食べたからといってコレステロー
ルが蓄積されるわけではありません。
最近知られる様になりましたが、体内のコレステロールで食べたものから作ら
れるのは、約2割程度に過ぎず、残りの8割は体内(主に肝臓)で合成されてい
ます。だから、健康な人でしたらコレステロールを摂り過ぎても体内での合成が
減るなどして、自然に一定量を保つような仕組みになっているのです。この本
の中で、スペシャル・インタビューとして、医学博士の板倉弘重先生の話として
紹介されています。
板倉先生は、東大医学部を卒業し、米国などの大学で栄養学等の指導や研
究を進め、現在、医療に携わりながら、日本臨床栄養学会理事長など務め医
学会の重鎮として活躍されています。
板倉先生の話を紹介します。
コレステロールは摂り過ぎの害ばかりが注目されがちですが、実は私たちの健
康維持に欠かせない物質であること。その一つに、私達の体は、およそ60兆個
もの細胞でできていますが、その表面の細胞膜をつくる材料であり、細胞を強く
し、支える大切な役割を果たしているのが実はコレステロールなのです。
また、最近研究が進み、総コレステロール値はやや高めの方が低いひとより病
気にかかりにくいという事が分かっています。
脳医学では、卵は最高の健脳食と言われています。
それは、卵1個の卵黄には『コリン』というミネラス成分が2000mgも含まれており、
あらゆる食品の中でも群を抜いて含有量が高く、その『コリン』は脳内で記憶力を
高める神経伝達物質『アセチルコリン』の材料となります。
だから『コリン』には、胎児や新生児の脳の発達を促進する機能がり、子供の頃
にこの『コリン』をたくさん摂取すると、大人になった時に非常に脳の働きが活発
になると言われています。
お年寄りに増えているアルツハイマー型痴呆は、脳の神経伝達物質である
『アセチルコリン』が不足するとなりやすいと言われており、この痴呆の予防
や改善に卵が大きな力を発揮するのでないかという研究が進んでいます。
コレステロールの話に戻します。コレステロールが急激に増えると危険なの
は、コレステロールが血管に詰まりやすくなり、動脈硬化や心筋梗塞のリスク
が高まるからです。何故そのコレステロールは増えるのでしょうか?卵を食べ
てもコレステロールは増えないと学びました。
実は最近の研究によると、コレステロールは体内で、傷ついた血管を守る絆
創膏(ばんそうこう)のような働くをしていることがわかっています。血管が炎症
を起こし傷つくと、そこを守る働きのあるコレステロールを、肝臓がせっせと作っ
て血管に送り込んでいるのです。
だから、コレステロールが増えるのは卵を食べた時ではなく、「血管が炎症を
起こすような食品」を食べた時、ということになります。血管を傷つける糖質の
多い食事、トランス脂肪酸を含む質の悪い油、酸化した油を使用した食品が、
病気を起こす犯人だったのです。
上記絆創膏の話は、オーガスト氏の言葉をそのまま引用させて頂いています。
このことは、オーガスト氏のこの著書を読み初めて知りました。ジャンクフードは
体の毒ということですね。
今週はここまでとして、来週に、卵がアンチェイジング(若返り・美容と健康)の
ため、如何に素晴らしい食べ物であるかとということについて学んで参ります。
今日学んだ『卵は最高のアンチェイジングフード』という本は、医学や健康学の
話以上に、オーガスト氏お薦めの卵料理がとても綺麗な写真入りで沢山紹介さ
れているのスペシャル料理ブックとも言えるものです。
先ほどのオーガスト氏のアメブロサイトに著書の紹介がありますので、興味を
感じた方は是非アメブロサイトをご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
*****************************
藤橋家homepage http://www.fujihashiya.com/
たまごや通心(こだわりの通販) http://www.tamagoya.org/
姫路ケーブルテレビ WINK“
たまごや”放映番組~いま、輝いてます~のYou Tubeです。
http://www.youtube.com/watch?v=GJ15H13ZaRw
兵庫の社長tv藤橋家
http://hyogo-president.net/fujihashiya
*****************************
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント