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2016年2月 8日 (月)

超少子化社会、脱却への処方箋 [妊娠・出産 の正しい知識の普及を急げ]

 先週は、NHKのテレビ番組『科学で迫る「母」の謎』の

内容を学び直し、人間の出産から子育てというのは、

共同養育という社会的な相互扶助のシステムがあってこそ

成り立つ人間の営みであり、現在の日本は、その共同養育

のシステムがほとんど崩壊している危機的状況にあるとい

うことを復習しました。

 

 そして、人間は社会共同体で助け合いながら、子育てを

する様に出来ている。子育ては苦労ではなく、喜びである

という社会をつくっていかなければならないという様なこ

とについてお伝え致しました。。

 

 本日は、子育ての話題と関連させて、人間学を学ぶ致知

一月号から、『超少子化社会、脱却への処方箋』[妊娠・

出産の正しい知識の普及を急げ]と題して、なぜ日本におい

て、少子化が改善しないのかという理由について、その本質

について学んでみようと思います。

 

 標題の文章を掲載されているのは、ニッセイ基礎研究所

生活研究部研究員の天野馨南子(カナコ)(S46年生)です。

 日本の出生率は下がり続けています。初めて2.0%を下回

ったのは55年前の1961年で、1989年には1.57%ショックを迎

え、1995年以降は、1.5%を下回る先進国で最低レベルの超

低出産率社会が続いています。50年後の日本の人口の三分

の一程度が減少すると言われています。

 

 この様な状況下で、政府も保育所の増設や時間延長や、

出産・育児休暇の取得促進などの政策を取ってきています

が、全く成果が上がっていません。

 

 天野氏は出生率上昇に成功したフランスの例も紹介しな

がら、これまでの少子化対策に欠けていた点を明らかにし

、今後の日本が取るべき対策について説かれています。

 

 天野氏も当初「働く環境を整え、育児休業を取りやすく

すれば出生率は上がるはず」と考えていました。

 その認識が変わったのは、天野氏自身が32歳で結婚し、

まもなく妊娠。加齢が原因で二人の子供を失い、三人目に

してやっと子供を授かったのです。そして、出産後に体調

を崩し、休職を余儀なくされました。

 

 天野氏が直面したのは育児と仕事の両立の壁ではなく、

自分が生みたいと思った時に思うように授からない「年齢」

の壁だったのです。

 

 そこで着目されたのが、女性の社会進出に伴って、

「第一子出産年齢」が着々と上昇しているという事でした。

政府統計によると、1975年に25.7歳だった第一子出産年齢

は、1995年に27.5歳に、2005年には29.1歳に迄上昇してい

ます。

 

 この〝晩産化〟が出生率に顕著な影響を与える事は医学的

に証明されており、女性の生殖能力は20歳後半から低下し始

め、36歳を境に急低下していきます。世界的なデータからも

第一子出産年齢の上昇が少子化を招いていることは明白で、

これまで政府は第一子出産年齢の改善に対する施策を打って

こなかったのです。

 

 日本は、「女性活躍推進晩産化少子化人口減少」の

悪循環に陥ってしまったのです。これが日本の少子化対策が

うまく効果を出せなかった要因と天野氏は言われています。

 

 この晩産化の問題がなぜ日本で無視されるように見落とさ

れてきたのかを、天野氏がその原因に気づいたのは、2006

に開催された少子化問題に関する日仏の比較をテーマにする

セミナー参加し時に聞いた講演者の一人ミッシェル・ジェリ

ヴェ氏(現 上智大教授)の話からです。

 当時のフランスは出生率2.0を達成し、その政策が注目を

されていましたが、

 

 ジェリヴェ氏は次のように話をされました。

「私が日本の学生や社会人の若い女性たちとお話しして、

 本当に驚いたことがあります。彼女たちに妊娠・出産に

 ついて〝生物学的な適齢期〟という概念が全くないのだ

 ろうか、ということです。」

 

 ジェリヴェ氏は日本人女性との会話で「結婚は、いつかは

したいです。」とか、「子供は、いつかは欲しいです。」と

言った発言に直面し驚くのです。

 

 フランスでは政府による啓発活動によって「生物学的な

適齢期」が〝常識〟として社会に広く認知されています。

 

36歳を境に女性の妊娠力は低下するか?」という質問に

対して、カナダ82.1%、イギリス71.9%の正解率が、なんと

日本は29.1%なのです。

 

 妊娠を望む多くのカップルが、お互いのキャリアプラン

に漠然とした妊娠計画しか持たない社会では、いくら育児

支援をしても少子化に歯止めたかからないのは当然です。

 

 フランスでは女性の社会進出が進んだ際、政府と医学界、

民間が一体となり、「欲しい時に赤ちゃんを、でなはく、

できる時に赤ちゃんを」といった宣伝文句で「生物学的な

適齢期」を知らせるキャンペーンを大々的に行ったそうで

す。

 

 日本においては、20153月に閣議決定された「少子化

対策大綱」の中に、ようやく「正確な妊産期教育をした方

がよい」と盛り込まれたそうです。

 

 私が、なぜこの天野氏の話を紹介し学び直したかの理由

は、私自身が天野氏の様に「働く環境を整え、育児休業を

取りやすくすれば、出生率は少なからず改善されるのでは

ないか」と淡い期待を持っていたこと、そして、国として

特に取るべき少子高齢化を食い止める方策を思いつかなか

った為です。

 

 そして、日本国民がこの第一子出産年齢の問題に気づか

ねばなりませんが、その前に中小企業の経営者として、

確実に認知しておかねばならない問題と強く感じて取り上

げました。

 

 日本もフランスに負けず、第一子出産年齢が下がり、

少子高齢化に歯止めをかけ、たくさんの子供が村の中で

元気に走り回っている社会に戻ることを期待します。

 

 そして、社会共同体で助け合いながら、出産も子育てを

する様な社会になり、子育ては苦労ではなく、喜びである

という社会になることを祈念し、最後に坂村真民先生の

大好きな『願い』という詩をご紹介し締めくくります。

 

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

 

『願い』

 

日本を

楽しい国にしよう

明るい国にしよう

国は小さいけれど

住みよい国にしよう

日本に生まれてきてよかったと

言えるような

国造りをしよう

これが二十一世紀の日本への

私の願いだ

 

 

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2016年2月 1日 (月)

科学で迫る「母」の謎

 昨日131日にNHKテレビで『科学で迫る「母」の謎』と

いう番組を見ました。副題は、「夫婦げんかのホルモン、

▽母性が生まれるワケ解決!子育ての苦しみ」、です。

 

 今日は、この番組の内容を簡単にまとめながら、現在の

母親達の多くが、子育てにおいて不安と孤独感にさいなま

れているかの原因を知り、この母親達の不安を社会問題と

して考えてみます。

 

 まず、十人のお母さんに目隠しで十人の赤ちゃんの泣き

声を聞いてもらうと、全てのお母さんが、自分の赤ちゃん

の泣き声を間違いなく聞き分けられました。

当たり前かもしれませんが、まずは安心です。

 

 でもお母さん達は、子供と1対1となる時間が怖いとか、

母親として自分は失格やないかとか、赤ちゃんが夜泣きし

て言う事を聞いてくれないことまでが自分のせいではない

かと考え悩んでしまい、一人で考え不安と孤独感にさいな

まれています。

 

 だから、日本では、「ママ友会」なるものが存在し、赤

ちゃんを育てる母親達が集うイベントなどが沢山開かれて

いるそうです。この「ママ会」なるものが存在するのは、

世界で日本だけだそうです。

 

 お母さん達の心の不安や孤独感の原因を科学的に解き明

かそうと番組は進みます。

 

 お母さんの子宮内のホルモン分泌で、エストロゲンとい

うホルモンは、子供が産まれたらすぐにその分泌は激減し

ます。このエストロゲンは赤ちゃんを出産するためにとて

も大切な女性ホルモンですが、自律神経、感情の動きや脳

の働きを整える作用を持っています。

 

 出産すると、胎内で赤ちゃんを育てる必要がなくなる

ため産後2日目あたりから急激にエストロゲンの分泌量が

減ります。その影響でセロトニンを始めとする脳内神経

物質の働きも弱くなるので、産後うつや抜け毛、肌荒れ

などを引き起こしやすくなります。

 

 チンパンジーのお母さんんは、子供産んでもそのエス

トロゲンというホルモンは減らないのです。チンパンジー

のお母さんは、五年間子供を付きっ切りで育て続けるため

に、その間は新たな子供を産むことができません。

 

 700万年前からの進化の過程で、人間は多くの子孫を増

やす仕組みを獲得し、子供を産んでも、新たな子供を直ぐ

に産むことが出来る様になりました。

 

 これは、共同養育という社会的な相互扶助のシステムが

あってこそ成り立つ人間の営みなのです。

 現在の日本は、共同養育のシステムがほとんど無い危機

的状況になってしまっているのです。

 支え合って来た、支えてくれていた環境が崩壊している。

本来人間の子育ては、社会構造で支えあって行うものなの

に、そのシステムが崩壊しているから、孤独な母親達は、

周りに支えてもらえずに、私って、母親失格かな?と一人

だけで悩んでしまうのです。

 

 夜泣きにも科学的な理由がありました。

お腹の中の胎児は、母親から栄養を吸収するのに、母親に

負担を掛けない為にと、昼間に母親が活動している時では

なく、横になって寝ている夜の間に栄養を活発に吸収して

います。

 そのため、産まれ出た後も胎内の中にいた時と同様に、

暫く夜に栄養を吸収しようとして、行動も活発で、乳を

欲しがり夜泣きをするのです。

 

 二歳位から始まるイヤイヤ行動は、欲求を抑える前頭前

野の発達が無い為で、脳の成長と共に欲求を抑える能力が

身についてくるのです。科学的にわかれば安心できます。

 

 母性は元からあるものではなく、育(はぐく)まれるもの

と言うこともこの番組で知りました。

 

 子育ての経験の無い女子大生十人に赤ちゃんの養育を数

ヶ月間に渡って行ってもらいました。その結果、子育てを

行う前より行った後の方が、脳の中の母性の反応が著しく

発達していたのです。

 昔は、小さい頃から弟や妹など兄弟姉妹や近所の子供の

養育をするのが常であったことにより母性が自然に育まれ

ていたのです。社会構造の中で、母親になる前から自然に

育まれてきて母性がない状態で、出産をするということに

なってしまっているのです。

 

 妻が夫にイラつく理由がありました。出産すると脳下

垂体から出るホルモン・オキシトシンが活発に分泌される

ようになります。オキシトシンは、筋肉の収縮を促しお乳

を活発に出すなどの作用を促進させますが、このホルモン

は攻撃性を高める性質もあり、外的脅威から本能的に子供

を守ろうとさせる働きがあります。

 

 夫が、子育てに協力的でないとか、自分に理解がないと

母親が感じると、その攻撃的な作用が、夫に働くというこ

となのだそうです。

 

 以上のような内容で番組が放映されていました。

 

 結論を簡単にまとめると、人間の出産から子育てという

のは、共同養育という社会的な相互扶助のシステムがあっ

てこそ成り立つ人間の営みであり、現在の日本は、その共

同養育のシステムがほとんど崩壊している危機的状況にあ

ると言うことです。

 

 人間は社会共同体で助け合いながら、子育てをする様に

出来ている。子育ては苦労ではなく、喜びであるという

社会をつくっていかなければならないということになると

思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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