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2019年8月26日 (月)

『致知8月号ドラッカーの教え「何によって覚えられたいか」』

『致知8月号ドラッカーの教え「何によって覚えられたいか」』
 今日は、人間学を学ぶ月刊誌致知8月号の「仕事と人生
に生かすドラッカーの教え」のテーマ「何によって憶えら
れたいか」というドラッカーの座右の問いとも言える名言
について、ドラッカー学会理事の佐藤等の話を紹介しなが
ら如何に生きるかということを考えてみたいと思います。
 今回の連載のサブタイトルが、
『今日でも私は、いつもこの問い、「何によって憶えられ
 たいたか」を自らに問いかけている。これは、自己刷新
 を促す問いである。』
         ドラッカー著「非営利組織の経営」(1990)
 
 この文章の冒頭に佐藤氏はドラッカーがこの言葉を初め
て知らされた時の話を紹介されています。
 繰り返し用いる問いを持っているだろうか。座右の銘な
らぬ座右の問い -「何によって憶えられたいか」はその問
いです。
 この問いをドラッカーが聞いたのは、十三歳の宗教の
時間でした。先生である牧師は、問いを発した後、この
ように続けました。
「答えられると思って聞いたわけではない。でも五〇に
なっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことに
なるよ」
 この先生の問いは、その後ドラッカーを始めその生徒達
には相当なインパクトを与えた様です。何故なら、六〇年
ぶりの同窓会で、この問いが大いに話題になったというの
です。
 さて、副題のドラッカーの言葉「自己刷新を促す問い」
とは、言い換えれば、昨日よりも少しでも良い仕事をしよ
う、顧客に喜んでもらおうという姿勢で成長し続けるため
に自分に向けられた問いであると言えます。
 では、「何によって憶えられたいか」に応えることは、
志を立てることと同義と言えます。ではどうすれば「憶え
られる」のでしょうか。佐藤氏は次の三つを挙げておられ
ます。
 第一に、違いを生み出すために自らを磨き続け、卓越性
を追求することです。他人と同じ水準の仕事では覚えられ
ることはないからです。
 第二にその卓越性を用いて日々実践し、成果をあげ続け
ることです。成果とは自分以外に起こる変化です。成果な
しに人が記憶に留めることはありません。
 第三に、その成果が「あの人のおかげで」など何らかの
影響を人に及ぼすことです。目的は憶えられることではな
く志を揚げ日々自己刷新を遂げることです。
 ドラッカーは四十歳の時に、自分の父親と死期の近づい
た世界的に公明な経済学者シュンペーターとの間で交わさ
れた会話を耳にします。
 シュンペーターは、死期が近づいたと言えども「何に
よって憶えられたいか」という問いを持ち続けていました。
 それは、
「その問いは今でも、私にとっては大切だ。でも、昔とは
 考えが変わった。ある今は一人でも多くの優秀な学生を
 一流の経済学者に育てた教師として憶えられたいと思っ
 ている」
「私も本や理論で名を残すだけでは満足できない歳になっ
 た。人を変えることができなかったら、何も変えたこと
 にはならないから。」
 実は、この偉大な学者シュンペーターの若き日の「何に
よって憶えられたいか」の問いは、
「ヨーロッパ一の美人を愛人にもつヨーロッパ一の馬術家
 として、そして世界一の経済学者として憶えられたい。」
だったそうです。
この話からドラッカーは、三つの教訓を得ます。
・第一に、この問いを長い人生をかけて問い続けていく
 ことを。
・第二に、その間、答えが変わっていかなければならない
 ということ。
・第三に、人に憶えられるということは、単になりたい
 自分になるのではなく、人を素晴らしい人に変えること
 をとおして実現する。
              ということを学んだのです。
 この文章の佐藤氏の締め括りの言葉を紹介して締め括り
ます。
「何によって憶えられたいか」という問いに向きあう時、
 自分は人間としてどうして生きたいか、自分がどのよう
 に働けばもっと素晴らしい組織や社会になるかをも深く
 考えさせれます。
  真の志とは、常に自分の心の底にあって、時々にその
 念頭に表れ自らを導き、困難ににあえば自らを励ます
 ものです。ことの大小にかかわらず志を持って生きる
 ことが自分の人生の信仰に導く要諦といえましょう。」
「何によっと憶えられたいか」というこの問いに皆様は、
明確に自信を持って答えられるでしょうか?
 私は、答えられないことはないものの、本当にそれで
良いのかと、明確に自信があるとは言えません。
 この問いは、ドラッカーの言葉の通り、長い人生を
かけて問い続けていかねばなりませんが、先ずは明確に
自信を持って答えることができる様に来月の9月までに
志をシンプルに纏め上げようと決めました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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2019年8月13日 (火)

『二十代をどう生きるか 仕事とは?』

『二十代をどう生きるか 仕事とは?』
 今回も人間学を学ぶ月刊誌致知7月号から感銘を受けた
お話を紹介します。連載第98回目となる「二十代をどう生
きるか」に登場されているのが戦略家・マーケターの森岡
毅氏です。森岡氏は独自のマーケティング手法を武器に、
経営危機に瀕していたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・
ジャパン)をV字回復へと導びかれました。その再建成功の
原点は、二十代の頃に重ねた挫折と失敗の経験にあると
森岡氏は言われています。
 森岡氏は神戸大学経営学部を卒業後にP&Gの宣伝本部
に入社されます。その時の上司が、「セブンイレブン」の
異名を取るほど文字通り朝7時から夜11時まで必ず働き、
休日出勤も厭わない方だったそうです。また、P&Gの
社員と森岡氏の仕事力や感性の格差を思い知らされ完全な
挫折をされます。
 その時の事を森岡氏は、自信過剰な人間が自信破産を
経験し、どん底まで追い詰められたと。
 しかし、このどん底を知った時に生き方を見出し、それ
から一直線で今につながっていると言われています。
 どん底に落ちた時、森岡氏はその「セブンイレブン」の
上司に導かれながら仕事のやり方を変えていきます。
絶対に残業はしない、しかし、一分一秒の集中力にこだわ
る仕事をしていくようになるのです。
 この文章で森岡氏が二十代の方々に、仕事とは如何なる
ものか、仕事に対して如何に臨むべきかということを気魄
を持って伝えようとされています。そのお気持ちは私の心
をも貫く様な強い、そして、優しい想いであり、是非、特
に若い方々に読んでもらいたいと思いここに抜粋し、紹介
します。
①先ずは、一分一秒の集中力にこだわる仕事のやり方に
ついてです。
 仕事の優先順位を考え、数ある仕事の中からより重要な
仕事を取捨選択し集中的に取り組む。突発的な仕事が入っ
てくることも想定して予め時間を確保する。ただ、それだ
けでは五時半に帰れないことが多かった。
 なぜなら、私の時間は私一人の都合で動いているわけで
はなく、一緒に働く仲間との関わりの中で決まるからだ。
 そうすると、自分一人の段取りはもとより、他部署を
含めたチーム全体のマネジメントをしなければならない。
ここでようやく持ち前のリーダーシップがイキテきた。
 自分の苦手なことに関しては、本気で人に頭を下げ、
助けを求めると共に、時間を無駄なく効率的に使うべく、
一分一秒の集中力にこだわる働き方を実践していった。
その結果、仕事のパフォーマンスが徐々に向上していった
のである。
 この時の経験から言えるのは、いままで二〜三日かけて
やっていた仕事を二〜三時間に圧縮して完遂する、それを
ほとんどの仕事において可能だということだある。
 大抵の場合、残業を前提にしている人はこの仕事をもっ
と短時間で終わらせるためにはどうするかということを考
えない。だから能力が伸びないのである 
 残業することの最大の問題点は自分の能力を質的に伸ば
す習慣が身につかなくなることだと思う。少なくとも私は
残業をベースにせず、働く時間の密度を上げる努力を積み
重ねることで、なんとか結果を出せるようになり、自分を
磨き高めることができた。
②二十代の時に当たり障りのないことばかりやって、挫折
も失敗も経験しないと、自分の強み・弱みがわからない。
二十代の特権とは、己の特徴を知るための様々な経験を
貪欲に追求できることだろう。
 三十代、四十代になると立場的に大きな失敗ができなく
なる。二十代では失敗しても失うものは少なく、むしろ
得られる成果のほうが多い。ゆえに、徹底的にチャレンジ
して、あちこちにぶつかって、傷だらけになってほしい。
その「傷」が「気づき」になり、人間を大きくしてくれる。
「迷った時は厳しい方を取れ。」
③人生の中で最も体力・気力に溢れた二十代の時期に、
自分が注ぎ込む仕事に対してワクワクしたくないか、
ということだ。それは安心して楽に達成できることを毎日
繰り返していては決して得られないと思う。
 ワクワク充実した人生を送るために、チャレンジは不可
欠なのだ。自分にとって意味のあるチャレンジが何なのか
を、しっかり考えていただきたい。
④鍛えれば鍛えるほど心も体も能力も伸びていくので、
いまの自分の力が百だとしたら、百二十〜百三十のチャレ
ンジは必要だと思う。具体的には自分がいま携わっている
仕事がいずれも勝算が立つものならば、それ以外に最低一
つはいままでやったことがない、できないかもしれない
けれどやりたい、というプロジェクトを常に持っておくと
いうこと。
⑤毎日ただ普通に暮らしているだけでは、あっという間に
二十代は過ぎ去ってしまう。高いバトルフィールドを求め
て必死にもがき限界ぎりぎりを歩む。そういう二十代を過
ごしていけば、自分の目指すキャリアに近づくに違いいな
い。悩んだ分だけ人はより高く飛べるのだから。
 
 森岡氏のお話の紹介は以上と致します。
致知を読むことは、歴史的な、そして、現代の大人物の
教えだけでなく、この世の中で目立たなくても、必死に
人生を生き抜き、自分の人生を世の為人の為に尽くして
おられる、正に一灯照隅らす生き方をされておられる尊い
方々から学ぶことができます。
 
 そして、この自分の魂を命の限り少しでも磨いて美しく
していきたいという想いで読ませて頂いています。
 是非、一人でもこの致知を手に取り、読んで頂きたいと
切に願いながら本日のこのブログを締めくくります。
ありがとうございます。
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