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2020年2月25日 (火)

『香港はどこへ向かうのか 致知2月号より』

『香港はどこへ向かうのか 致知2月号より』
 
 香港の市民への弾圧のニュースが急に放送されなくなりま
した。それは、いま大きな問題になっている新型コロナウィ
ルスが発生する以前からです。そうです。香港の11月24日の
選挙で民主派が圧勝してから、特に中国政府の報道への規制
が強化されたのではないかと私は思っています。
 
 現状はどの様になっているのか非常に気になるところです
が、今日は、何故あの様な大きな運動に発展していったのか
などこの混乱についての原因やことの真相、そして、今起き
ている問題をどう捉え、日本が如何に考え行動していくべき
なのかを人間学を学ぶ月刊誌「致知2月号」から標題に掲げ
た『香港はどこへ向かうおか』という演題と「中国の思惑と
日本の進むべき道」という副題のついた、てジャーナリスト
福島香織氏の話を紹介しながら学んでいきたいと思います。
 
 話は長くなりますので、最も重要な日本はどうすべきか
という話は、中盤以降に、次の様に下線を引いた次の箇所
からお読み頂きたいと存じます。
さて、ここからが、この香港の問題に、日本はどう対処す
 べきであるかというお話になります。
 
 福島氏は昭和42年生まれで阪大を卒業後産経新聞社に入社
し、上海復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局駐在
記者、政治部記者などを経て独立されています。
 
以下、福島香織氏の文章を抜粋し紹介します。
 
 何故、香港で大きな混乱が続いているのかは、皆様も良く
ご存知の通り「逃亡犯条例改正法案」で、この改正案が成立
すれば、中国政府に不都合な民主活動家も次々と引き渡され
るようになり、香港の自治が崩壊するとの懸念から市民が猛
反発を始めたからです。
 
 周知の通り、香港は1997年にイギリスから中国に変換され
ましたが、2047年までは「一国二制度」を維持し、自由や
民主主義に基づく自治が保たれることが協定により決められ
ています。にもかかわらず香港の中国化が急速に進められ、
すでに一国二制度は有名無実化しつつあるのが実情です。
 
 民意調査では、香港の確信的価値は「法治」、つまり法
下の平等が保障された社会であると答えた人が圧倒的多数を
占めています。中国も法治と言う言葉を使う事はありますが、
そこで言う「法」は、共産党が国を思うままに支配するため
の道具に過ぎません。
 
 
 発生からすでに半年が経過した香港の騒動ですが、直近で
最も大きな山場となったのが、11月24日の区議会議員選挙で
した。
 
 中国政府はこの日に向け、選挙工作を強力に推し進めてき
ました。各方面に多額の工作資金をばらまき、メディアを
籠絡(ろうらく)して自分たちに都合の良い報道を繰り返しま
した。膨大な数のSNSアカウントを作らせてネット上で世論
誘導を図ったとの情報もあります。
 
 にもかかわらず結果は民主党の圧勝。投票率は71.2%と過去
最高を記録しました。中国政府がいくら圧力を加えても覆る
事は無い香港市民の民意は国際社会にもハッキリと示された
のです。
 
 同時に、これまでチベット人やウイグル人などに行ってき
弾圧への批判も高まりの、中国政府のネガティブなイメー
ジが一気に世界へ広がりました。
 
 この影響を最も受けたのが総督選挙を1月に行った台湾で、
中国と距離を置く蔡英文総督が圧倒的勝利となりました。
 
 香港における最悪のシナリオとして考えられるのは、中国
が香港の民意を無視して弾圧を強め、完全に中国化してしま
うことです。
 
 しかし、もしそうなれば香港の国際金融都市としての機能
は失われ、これまで世界中から集まっていたヒト、モノ、
カネが潮が引くように去っていくことでしょう。
 
 既に危機感を募らせた富裕層がシンガポールやオーストラ
リア、カナダなどへ移り始めており、中国経済の減速がさら
に加速することは明白です。
 
 深圳(しんせん)が香港の代わりになると言う意見もあり
ますが、それはあり得ません。なぜなら、深圳にはこれまで
の香港のような法治がないからです。
 
 法治のない中国本土では、政府による私有財産の募集も
あり得ます。習近平政権にとっては、民間企業への介入も
増え、経営の自由度ははどんどん狭まっています。
 
 外国人も安心してお金を持って集まってくることができ
ません。香港が中国化して法治を失えば、これまでのように
ヒトも、モノも、カネも集まらなくなり、中国の普通の一
地方都市へと成り下がってしまうでしょう。そのこと一番
損をするのは、これまで香港を自由主義経済への窓口にして
大きな発展を遂げてきた中国です。近年、世界経済における
中国の躍進ぶりは目覚ましいですが、そうした勢いも急速に
失われていくでしょう。香港がダメになれば中国もダメに
なるのです。
 
 
 
  さて、ここからが、この香港の問題に、日本はどう対処す
 べきであるかというお話になります。
 
 
  日本人は自らの値打ちをよく理解していないため自覚が
 ありませんが、追い詰められた習近平氏の頼みの綱は、実は
 日本なのです。
 
  中国は過去にも、天安門事件で国際的に孤立した時に日本
 から手を差し伸べられて窮地を脱しました。
 
  今の中国は、一見アメリカと互角に戦っているようですが、
 その土台は極めて脆弱です。中国としては、最大の同盟国で
 あるアメリカと太いパイプを持ち、世界3位の経済大国であ
 る日本とは仲良くしておきたいのが本音でしょう。
 
  一時期のように、歴史問題で日本をあまり攻撃しなくなっ
 たことからもそれが窺えます。
 
  その一方で中国は、日本の民間人にスパイ容疑をかけて
 人質に取ったり、尖閣諸島の接続水域や領海侵入するなど
 の挑発行為も平気で繰り返し、飴と鞭を織り交ぜて日本から
 少しでも大きな実利を得ようと目論んでいます。
 
  これに対してほとんど怒りを示すこともなく、この春に
 は習近平氏を国賓として招く計画まで進めている日本政府の
 態度は、全くもって理解不能です。中国が香港の問題をはじ
 めとする様々な人権問題で世界中から非難を浴びている今、
 そこのトップを歓待するとは、日本にとってデメリットに
 しかなりません。
 
  逆に大きなメリットを得られる中国は、国賓招待に固執
 しています。中国という国は天命を受けた皇帝が支配する国
 であり、相応しくない人物が皇位に就けば、天帝に滅ぼされ
 るという天命思想をいまも無意識に根底に持っています。
 現実には何度も王朝が入れ替わった挙げ句に、現在は皇帝
 不在の共産国家になっています。
 
  そういう中国から見た日本のロイヤルファミリーは、
 2700年近くにわたって、天に認められ続けた至高の存在、
 というわけです。しかも、いま習近平氏が日本に国賓として
 招かれれば、令和の御代に最初に天皇陛下への謁見が叶えら
 れた国家元首となります習氏が、その威光を利用して苦境
 を打開しようと目論んでいることは間違いありません。
 
  日本と言う国や、日本の天皇にそこまでの価値があること
 を、私たち日本人はもっと認識すべきなのです。
 
  その上で中国に対してはもっと交渉力を発揮して日本に
 有利な条件を引き出すとともに、香港の問題を始め、中国の
 人権問題の是正を強く求めていくことで、日本の存在感を
 世界に示してほしいと私は願っています。
 
 
 
  私は、福島香織氏の意見に心より賛成し、習近平を国賓と
 して招くことを断固として阻止しなければならないと訴えて
 いきたいと思います。
 
  福島香織氏がこの文章を寄稿された時には、まだ新型コロ
 ナウィルの問題が発生する前でした。武漢で発生したこの
 病気を中国政府が隠蔽しようとしたがためにここまで世界に
 広がり多くの犠牲者が出ています。テロ国家、テレリストで
 ある中国の国家元首を、国賓として招くことを我等日本国民
 は何としても、断固として、阻止せねんばなりません。
 
  あの天安門事件で信じられない人権弾圧と迫害、そして、
 殺害を行い窮地にあった中国に手を差し伸べた過ちを二度
 繰り返してはならないのです。
 
  日本は現在大きな危機的状況にあるのかもしれません。
 ただ逆に、世界がこれ程までに大きく変動している時である
 からそこ、大東亜戦争で敗れ敗戦国となり、米国により我国
 日本の歴史と誇りを奪われ、日本国民が祖国日本を自分の力
 で守ることを忘れさり、茹でガエル状態にあるからこそ、今、
 自らが、自分の力で国で立ち上がり、精神的にも独立する
 大きなチャンスにあると私は強く感じています。
 立ち上がろう日本、我国の平和の為に、世界の平和の為に!
 
  最後までお読み頂きありがとうございます。
 
 
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2020年2月17日 (月)

『2020年の中国経済の展望〜柯隆(カ リュウ)氏の講演より』

『2020年の中国経済の展望〜柯隆(カ リュウ)氏の講演より』
 先日ある会が主催する講演会に参加し、東京財団政策研究
所主席研究員の柯 隆(カ リュウ)氏の講演を聞いて来ました。
大変興味深く貴重な話を聞けたことを感謝し、ここに柯隆氏
の話の要点をまとめて、その内容を振り返ってみたいと思い
ます。
 演題は『2020年の中国経済の展望〜米中貿易戦争の行方と
日本企業にとってのグローバル戦略のあり方』です。
 柯隆氏は1963年中国の南京市に生まれ1988年に留学のため
来日、1992年に愛知大学経済学部を卒業、1994年に名古屋
大学大学院修士を取得し、その後、長銀総合研究所国際調査
部研究員、富士通総合経済研究所主任研究員などを歴任され
2018年より現職に就かれて活発に活動されています。
 中国国籍の柯隆氏の話ですので、最初に話をされたのが、
当然に新型コロナフィルスについてです。
 色々と噂になっていますが新型コロナウイルスの大元の
原因は、武漢にあるウイルス研究所からこのウイルスが漏れ
たということらしいです。このウイルス研究所はフランスが
多額に出資して建設されたものであり、出資いているとなる
と当然フランス人の研究員がいるはずです。
 そして、世界で最初に武漢から国を挙げて避難をしたのが
フランスだそうです。この事実がウイルス研究所から漏れた
決定的な証拠となると柯隆氏が言われていました。
https://plaza.rakuten.co.jp/mamakuncafe/
diary/202002110000/
 武漢は、地理的に中国の中心地であり、揚子江が街の中心
を流れ、中国の交通の要所であり、また、湖や湿地帯が多く
肥沃な土地で農業が盛んでとても豊かな地域です。又、石炭、
鉄鉱石などが豊富にとれ、製鉄所も多く、国策として工業を
大いに発展させ、自動車産業や様々な産業の要所となってい
ます。(マスクの生産も)
 
 次に中国の経済の現状は如何にという話を簡単に紹介致し
ます。中国は2019年のGDPの伸び率を、6.1%と発表して
いますが、柯隆氏はこの数字は全く根拠がないと言われてい
ます。何故ならば、中国の新車販売台数が2019年は前年対比
で、なんと▲8.2%と大きく減少し、個人所得税の税収の
落ち込みも▲29.7%と大きく下落しているというのが
現状だそうです。GDPの根拠は明確に示されませんが、
毎月統計として出てくる新車の販売台数はごまかしようが
なく中国の実態を如実に表しているということです。
 
 既に中国ではインフラ整備(公共工事)も北京オリンピック
や上海万博などを経てかなり進み過剰投資となっており開発
の余地がないのです。新たな巨大な街を作ったものの、住ん
でいる人がいないというゴーストタウンもかなりあるそうで
す。
 地方に伸びる高速道路には動物に注意という標識が多く
みられたり、車がほとんど走らない為に、農業作物の乾燥
をさせる為にアスファルトの高速道路が活用されている位
に酷い状況だそうです。
https://www.marklines.com/ja/statistics/
flash_sales/salesfig_china_2019
 キャッシュレス化を強引に進めている中国ですが、これは
元々個人的に所得税を支払う意思のない国民である為に、
幾ら消費するかから個人の所得を割り出して、税金を徴収
する手立ての一つであり、又、偽札が横行する国家では現金
決済では経済が進展しない為だそうです。
 日本で政府が進めようとしているキャッシュレス化に
ついて、柯隆氏は大いに疑問を感じると言います。
 中国のキャッシュレス化というのは、デビットカードが
主体でクレジットカードではありません。デビットカード
は使用時に所謂銀行口座から直接その使用金額が引き落と
される仕組みです。クレジットカードとは、日本語に訳すと
信用カードであり、元々、中国には信用などある国ではなく
クレジットカードは浸透しないそうです。
 次に米中対決の真相についての話です。
これは、中国のHUAWEI(ファウエイ)が米国を凌ぎ、
世界をリードして押し進める5Gの中国の独占を米国が阻止
しようとするのが最大の目的であるということです。
 5Gは4Gと情報量の送れる能力を例えば、高速道路の
車線数に例えると4Gが1車線とすれば、5Gは100車線
にもなるのです。だから、情報量の流れる量や速度が膨大
過ぎて、5Gになると現在のコンピューターでは対応でき
なくなり、量子コンピューターなるものが必要になってくる
そうです。
 そして、5Gの世界になると、暗号の解析などが楽にで
きる様になり、このまま中国のHUAWEI(ファウエイ)
の独占を放置すると、アメリカの機密文書が全て解読されて
しまう状況が遠からずやってくることが解っているから
米国はこの流れを阻止する為に経済戦争を仕掛け、これから
も断固として中国に圧力を加えることになる様です。
 5Gの世界になるとその情報を流すアンテナが必要になり
ます。4Gの場合は直線距離で4〜5kmおきにアンテナが
あれば大丈夫だそうですが、5Gになると200メートル
おきにアンテナが必要となり、アンテナの森状態になって
しますそうです。そこで、日本の旭硝子とNTTが共同
開発して。ビルのガラスをサンドイッチのようにして、
ガラスとガラスの間に透明なアンテナを組み込み、ビルに
設置して行くという技術が開発されているそうです。
 これは、今後の日本企業が生き残っていく企業戦略の象徴
的な技術開発であるとも柯隆氏は指摘されていました。
 
 最後に香港の問題について簡単に触れておきます。
結論から言うと香港の中国化はストップできないと言うこと
です。これは英国と中国の国際条約を取り交わす時に、
サッチャー首相が政策を誤ったと厳しく論壇されています。
 香港は、アイルランドの様に、英国連邦にすべきであった
と言うことだそうです。香港では前回の選挙で民主派が87%
の議席を獲得し大勝利をあげましたが、今年9月に行われる
選挙では、勿論中国は事前に強力な弾圧を行うと共に、選挙
結果がどうであれ、断固として香港の中国化を推進すると
のことです。
 そうなれば、香港は国際金融センターとしての役割は終焉
を迎え、危機を感じている香港の市民は大量に香港を脱出し
て行くと言うことです。香港の国際金融センターの役割を
次は、シンガポールが担うことになるであろうと柯隆氏は
予測されています。
 と言うことで、先日拝聴した柯隆氏の講演の要点をまとめ
てみました。この内容は、インターネットで調べると色々と
情報が溢れており、柯隆氏の言われていることにかなりの
信憑性があると感じます。
 この様な状況下で、我が国日本は、どうすれば良いのか、
どの様に考え、どの様に行動しなければいけないかを真剣
に考えさせられる講演だったと思います。
 本日は、最後までお読み頂きありがとうございます。
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2020年2月 3日 (月)

『天風鉄人「真理のひびき」の珠玉の言葉』

『天風鉄人「真理のひびき」の珠玉の言葉』
 
 私は平成22年から中村天風哲人の著書「真理のひびき」を
読み出し今年の1月末で105回読み返しました。
この著書は31章あり、各省毎に天風哲人の箴言(しんげん)
=戒めの言葉が掲げ、その言葉に天風哲人の悟りと哲学を力
強く説かれています。その内容はの各章毎のページ数は、
五、六ページから十数ページ以上になるものもあり、
毎朝一章ずつ読めば一月で一冊を読めることになります。
105回読んでいるもののその内容を理解して、潜在意識に
浸透するなどのレベルには、全く至っていないのが実情です。
 2月2日に第二章の箴言に対して説かれてえいる天風哲人
のお話を読んでいると、これまで何度も読み返していながら
これまでにない響きをもって心に染み込んで来たました。
その珠玉の言葉を本日はここで披露したいと思います。
 まず、第二章の箴言は次の通りです。
「価値ある人生に生きるには 先ず自分の本質の 尊さを
 正しく自覚することが必要である」
 英訳文もあります。
「If we would desire to live a valuable life,it is
  essential,above all,to be rightly aware of the
  intrinsic value of ourselves.」
  感動の珠玉の言葉の前文として、
「人の一生は、なんとしても一回限りのものである。絶対に
 二生はない。生まれかわったようだということはあるが、
 それは、ただ観念的に想定した二生なので、現実の二生と
 いうものは、決してないのが実際である。
 
 ・・・中略・・・
 
  どんなに長生きしても、久遠永劫の宇宙生命の長さに
 比較すれば、むしろ夢一瞬の短いものである。
 ・・・中略・・・だからそこ、
  いかなる場合にも、その生命存在の状態をできうる
 限り価値高くあらしめねがならない。
 この文章の後にも言葉は続きますが、この世の中で本当に
価値高い人生に活きている人というのが数においてあまりに
も少ないのは何ゆえの結果というと、要約すれば、人間の
本質の尊さを、真実自覚していないためであると天風哲人
は述懐されおられます。
 それでは、人間本来の尊さとは、如何なるものなというの
が、これから紹介する文章の内容になります。
『多くいうまでもなく、人間には、人間がひとたび自分自身
 の本質の尊さというものを正しく自覚すると、「心」が
 自然と自己自信を気高い人生に活きるようにリードをする
 という必然性がある。
  だから、そうなるとその人は、必然にどんなに僅かな
 時間でも、いつも価値ある人生を活きられることになる。
  そもそも人間の本質というものが、いかなる尊さを
 もっているかというと、結論的にいえば、人間というもの
 は、厳格に論断すれば、健康的にも運命的にも、常に幸福
 に恵まれるように、本来が作為されているという点に帰納
 される。』
  この尊厳なことがらを、なかなか私は理解できず長き
 に渡り活きて来たような気がします。今もそうかもしれ
 ません。
  そして、多くの人もそうであると天風哲人は言われて
 います。であるならば、この言葉を心から理解し活きる
 ためにどうすれば良いかということも天風哲人は、次の
 様に続けておられます。
 『それは、真人としてしての理想的な生活目標を曰く
 「霊性の満足」をいう人間としてのもっとも正しくもっと
  も尊いものにすることであると。
  
  この「霊性満足」の生活目標なるものは小我的欲求の
 満足を目標とするのでなく、わかりやすくいえば、自己の
 存在が人の世のためになるということを目標とする生活で
 あるからである。 
 
  すなわち、霊性満足の生活を現実にするには、日々の
 自己の言行をできる限り人の世のためになることだけを
 本位とし重点とするという心がけを、自分の心にする
 ことである。
  もっと具体的にいえば、いつも真心と愛の心で、一切
 に対処する様にするのである。
  そうすれば、どんな場合にも、ほんとうの親切と尊い
 思いやりという、人間の心の最高至純のものが期せずして
 発言してきて、それがそのまま霊性満足の生活となり、
 宇宙本来の目的に合致した生活となるのである。
 この第二章のお話は十三ページに渡り天風哲人が語られて
いますが要約すると以上の様になります。
 出来れば是非この著書「真理のひびき」を手に取りご購読
頂ければと切に願う次第です。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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