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2020年2月17日 (月)

『2020年の中国経済の展望〜柯隆(カ リュウ)氏の講演より』

『2020年の中国経済の展望〜柯隆(カ リュウ)氏の講演より』
 先日ある会が主催する講演会に参加し、東京財団政策研究
所主席研究員の柯 隆(カ リュウ)氏の講演を聞いて来ました。
大変興味深く貴重な話を聞けたことを感謝し、ここに柯隆氏
の話の要点をまとめて、その内容を振り返ってみたいと思い
ます。
 演題は『2020年の中国経済の展望〜米中貿易戦争の行方と
日本企業にとってのグローバル戦略のあり方』です。
 柯隆氏は1963年中国の南京市に生まれ1988年に留学のため
来日、1992年に愛知大学経済学部を卒業、1994年に名古屋
大学大学院修士を取得し、その後、長銀総合研究所国際調査
部研究員、富士通総合経済研究所主任研究員などを歴任され
2018年より現職に就かれて活発に活動されています。
 中国国籍の柯隆氏の話ですので、最初に話をされたのが、
当然に新型コロナフィルスについてです。
 色々と噂になっていますが新型コロナウイルスの大元の
原因は、武漢にあるウイルス研究所からこのウイルスが漏れ
たということらしいです。このウイルス研究所はフランスが
多額に出資して建設されたものであり、出資いているとなる
と当然フランス人の研究員がいるはずです。
 そして、世界で最初に武漢から国を挙げて避難をしたのが
フランスだそうです。この事実がウイルス研究所から漏れた
決定的な証拠となると柯隆氏が言われていました。
https://plaza.rakuten.co.jp/mamakuncafe/
diary/202002110000/
 武漢は、地理的に中国の中心地であり、揚子江が街の中心
を流れ、中国の交通の要所であり、また、湖や湿地帯が多く
肥沃な土地で農業が盛んでとても豊かな地域です。又、石炭、
鉄鉱石などが豊富にとれ、製鉄所も多く、国策として工業を
大いに発展させ、自動車産業や様々な産業の要所となってい
ます。(マスクの生産も)
 
 次に中国の経済の現状は如何にという話を簡単に紹介致し
ます。中国は2019年のGDPの伸び率を、6.1%と発表して
いますが、柯隆氏はこの数字は全く根拠がないと言われてい
ます。何故ならば、中国の新車販売台数が2019年は前年対比
で、なんと▲8.2%と大きく減少し、個人所得税の税収の
落ち込みも▲29.7%と大きく下落しているというのが
現状だそうです。GDPの根拠は明確に示されませんが、
毎月統計として出てくる新車の販売台数はごまかしようが
なく中国の実態を如実に表しているということです。
 
 既に中国ではインフラ整備(公共工事)も北京オリンピック
や上海万博などを経てかなり進み過剰投資となっており開発
の余地がないのです。新たな巨大な街を作ったものの、住ん
でいる人がいないというゴーストタウンもかなりあるそうで
す。
 地方に伸びる高速道路には動物に注意という標識が多く
みられたり、車がほとんど走らない為に、農業作物の乾燥
をさせる為にアスファルトの高速道路が活用されている位
に酷い状況だそうです。
https://www.marklines.com/ja/statistics/
flash_sales/salesfig_china_2019
 キャッシュレス化を強引に進めている中国ですが、これは
元々個人的に所得税を支払う意思のない国民である為に、
幾ら消費するかから個人の所得を割り出して、税金を徴収
する手立ての一つであり、又、偽札が横行する国家では現金
決済では経済が進展しない為だそうです。
 日本で政府が進めようとしているキャッシュレス化に
ついて、柯隆氏は大いに疑問を感じると言います。
 中国のキャッシュレス化というのは、デビットカードが
主体でクレジットカードではありません。デビットカード
は使用時に所謂銀行口座から直接その使用金額が引き落と
される仕組みです。クレジットカードとは、日本語に訳すと
信用カードであり、元々、中国には信用などある国ではなく
クレジットカードは浸透しないそうです。
 次に米中対決の真相についての話です。
これは、中国のHUAWEI(ファウエイ)が米国を凌ぎ、
世界をリードして押し進める5Gの中国の独占を米国が阻止
しようとするのが最大の目的であるということです。
 5Gは4Gと情報量の送れる能力を例えば、高速道路の
車線数に例えると4Gが1車線とすれば、5Gは100車線
にもなるのです。だから、情報量の流れる量や速度が膨大
過ぎて、5Gになると現在のコンピューターでは対応でき
なくなり、量子コンピューターなるものが必要になってくる
そうです。
 そして、5Gの世界になると、暗号の解析などが楽にで
きる様になり、このまま中国のHUAWEI(ファウエイ)
の独占を放置すると、アメリカの機密文書が全て解読されて
しまう状況が遠からずやってくることが解っているから
米国はこの流れを阻止する為に経済戦争を仕掛け、これから
も断固として中国に圧力を加えることになる様です。
 5Gの世界になるとその情報を流すアンテナが必要になり
ます。4Gの場合は直線距離で4〜5kmおきにアンテナが
あれば大丈夫だそうですが、5Gになると200メートル
おきにアンテナが必要となり、アンテナの森状態になって
しますそうです。そこで、日本の旭硝子とNTTが共同
開発して。ビルのガラスをサンドイッチのようにして、
ガラスとガラスの間に透明なアンテナを組み込み、ビルに
設置して行くという技術が開発されているそうです。
 これは、今後の日本企業が生き残っていく企業戦略の象徴
的な技術開発であるとも柯隆氏は指摘されていました。
 
 最後に香港の問題について簡単に触れておきます。
結論から言うと香港の中国化はストップできないと言うこと
です。これは英国と中国の国際条約を取り交わす時に、
サッチャー首相が政策を誤ったと厳しく論壇されています。
 香港は、アイルランドの様に、英国連邦にすべきであった
と言うことだそうです。香港では前回の選挙で民主派が87%
の議席を獲得し大勝利をあげましたが、今年9月に行われる
選挙では、勿論中国は事前に強力な弾圧を行うと共に、選挙
結果がどうであれ、断固として香港の中国化を推進すると
のことです。
 そうなれば、香港は国際金融センターとしての役割は終焉
を迎え、危機を感じている香港の市民は大量に香港を脱出し
て行くと言うことです。香港の国際金融センターの役割を
次は、シンガポールが担うことになるであろうと柯隆氏は
予測されています。
 と言うことで、先日拝聴した柯隆氏の講演の要点をまとめ
てみました。この内容は、インターネットで調べると色々と
情報が溢れており、柯隆氏の言われていることにかなりの
信憑性があると感じます。
 この様な状況下で、我が国日本は、どうすれば良いのか、
どの様に考え、どの様に行動しなければいけないかを真剣
に考えさせられる講演だったと思います。
 本日は、最後までお読み頂きありがとうございます。
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