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2020年4月27日 (月)

 『コロナ禍を如何に捉え、対応していくか』

 『コロナ禍を如何に捉え、対応していくか』
 
  今日のこのブログでは、先ず4月21日 日本経済新聞の
 一面の日本電産会長兼CEOの永守重信氏のインタビュー記事を
 取上げ、鋭い達見力と眼識をもつ人がどの様にこのコロナ禍を
 捉え動いてるかということを学びながら、私は何を為すべきか
 ということを、少しでも考えてみたいと思います。
 
  記者の質問に対する永守重信氏の回答をそのまま幾つか紹介
 します。
 
 ➖➖新型コロナの猛威に多くの企業立ちすくんでいます。
 
 「今は見えない敵と戦う第三次世界大戦だ。当社は40カ国
  以上に工場があり様々な情報が錯綜する。指揮官の私が
  全部を把握し、全て決める体制にした」
 
 ➖➖国境をまたいだ企業のサプライチェーン(供給網)が分断
    され、グローバル化の限界が指摘されます。
 
 「逆だ。もっともっと進む。自国にサプライチェーンを全部
  戻すのはリスクを増すだけだ。40カ国以上に工場を持ち、
  リスクを分散したと思っていたが、部品のサプライチェーン
  まで思いが完全には至っていなかった。猛省している。
  もう一回コロナ感染が広がったらどうするのかを考え、
  数年かけて作り変える」
 ➖➖企業のM&A(合弁・買収)などへの投資が鈍っています。
 
 「今はキャッシュ・イズ・キング(現金は王様)。企業の買収
  価格が去年より3割下がっているとしても、現金の価値は
  5倍や10倍に高まっている。同じ1億円でも去年と今で
  は価値は全く違う。先が見えるまで安易な投資はしないほう
  がいい」
 
 「リーマンの際は中国が世界経済の回復を引っ張ったが、
  今回は経済的にも政治的にもリーダー役の国がいない。
  コロナは去っても世界不況はとどまるというリスクを念頭
  に経営者は俊敏に対応しなければならない」
 
 ➖➖緊急事態宣言に伴い、
         テレワークが急速に普及しています。
 
 「コロナ終息後は全く違った景色になる。テレワークもどん
  どん取り入れる劇的な変化が起きる。東京都内の会社に
  勤める人が山梨県に仕事部屋のある広い家を建てるような
  ケースが増えるだろう。企業は通勤手当をなくす代わりに
  給与を上げるほか、サテライトオフィスを作るなど抜本的
  に環境を改善すべきだ」 
 
 ➖➖経営者がコロナ終息後を見据えて備えるべきことは。
 
 「利益を追求する気するだけでなく、自然と共存する考え
  に変えるべきだ。・・・」
 
 「50年、自分の手法が全て正しいと思って経営してきた。
  だが今回、それは間違っていた。テレワークも信用していな
  かった。収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働き
  やすい会社にする。そのために50くらい変えるべき項目を
  考えた。反省する時間をもらっていると思い、日本の経営者
  も自分の手法を考えて欲しい」
 
  
  私も4月の上旬に関東に出張し会議に参加する予定でしたが
 急遽WEB会議の開催となり、約30分の会議と決議を行いま
 した。この会議を経験した時に、時代は大きく変わったことを
 実感しました。WEB会議・テレワークなどがコロナ禍を契機
 に急速に広まると確信した瞬間でした。新幹線で片道だけでも
 3時間を掛けて移動していたことがなんだったのか、直接お目
 に掛かって話し合うことはとても大切ですが、費用と時間など
 など、これまでの価値観では計り知れない新たな展開をして
 いかねばならなくなっているようです。
  ただ、会議の後のノミニケーションなどで交流をしながら、
 大いに盛り上がりながら、奇想天外、はたまた、支離滅裂な
 をしながらも、それを実現させてしまうということもあるん
 ですね。
 
 
  我社では、たつの市の本社や姫路や岡山などに養鶏場4カ所、
 その他、たまごの工場、姫路城前の「たまごや」というレス
 ラン、業務スーパー粕谷店(東京都世田谷)など事業所が幾つか
 あり、今回の移動制限や3密の回避の為に部門長会議や読書会、
 そして、朝礼などもZOOMを活用して行うようになりました。
  また、一人6千円の有料のセミナーもZOOMで参加し、YouTube
 について学びましたが、移動時間もなく自分のオフィスで快適
 に受講することが出来ますので、いよいよこの流れは加速する
 でしょう。
 
  但し、門田隆将さんのTwitterで、ZOOMについて次の様にコメ
 ントしています。
 
 「ZOOM創業者の遠征は大学時代に遠距離恋愛で「一つ屋根の下
  に入るように彼女と通話をしたい」とテレビ会議システムを
  発想。ビルゲイツの“情報の高速道路言う言葉に啓発され
  たと。コロナ禍が創った時代の寵児。すべての情報を中国に
  渡したい人のみ利用する特殊なシステムだ。」
 
  
  さて、もとの永守氏の記事に戻ります。
 
  新聞のインタビューで永守氏は、社員が幸せを感じる働きや
 すい会社にする為に50くらい変えるべき項目を考えていると
 ありますが、どんなことを考えておられるのでしょうか。
 
  4月21日の産経新聞では「未来を作る生き方が変わる」と
 いうタイトルで2025年の大阪・関西万博の事業提案を幾つ
 か紹介していました。
 
 《朝、自然豊かな山あいの自宅に自動運転の航空機を呼び、
  時速400キロで都心のオフィスに向かう》というワクワク
 する様な話から始まり、神戸のある会社では、万博時に会場
 と国内の文化拠点を結ぶ空飛ぶ自動車(航空機)のサービスの
 提供を計画されているそうです。
 
 その他にこの紙面で紹介されている提案をあげてみます。
 
 ・世界の有名シェフの料理をデーター転送し、3Dプリンター
  やロボットアームなど最先端機器で処理する「データ食レス
  トラン」
 
 ・夢洲を起点に大阪全域で公共交通機関や店舗決済などに
  顔認証導入
 
 ・バイタルデータの活用で、無意識のうちに健康維持できる
  食生活や行動様式に導く「ステルスケア」システム
 
 ・「空飛ぶクルマ」で遊覧飛行やエアタクシー実証
 
  2025年万博の事業提案で目立つのは、3Dの「アバター
 (分身)」でバーチャル参加する人と交流できる仮想空間など、
 仮想、拡張現実を計画した計画であり、このような移動手段
 の進化と通信手段の変化は、いずれも人のコミニケーション
 範囲を広げるものである。そして、新型コロナウィルス終息
 後に進展するとみられる「非接触社会」にも方向性は似てい
 ると産経新聞の記者は述べています。
 
  
  また、キャッシュ・イズ・キング(現金は王様)と永守氏は
 言われていますが、特に人の集まるホテルや外食企業などは、
 このコロナ禍の中で悲鳴をあげており、4分の1や5分の1
 の価格で売却を申し出る企業が既にあるとの噂もあります。
 リゾートホテルなどがいつの間にか中国人に買収尽くされて
 いたなどということが起こらないことを祈る一方、経営者
 として歴史的に見ても、これほどの厳しい状況はかつてなか
 ったと言える現実を如何に乗りきるか! を真剣に考え、
 永守氏のいう通り、俊敏に対応していかねばならない。
 
 
  今日倫理研究所から届いたFAXの丸山理事長さんのお話は
 「大ピンチを乗りきる」という題名でA42枚で素晴らしい
 お話をされています。その中で紹介されている文章の言葉に
 大変感動を覚え、ここに掲げて本日のブログを締め括ります。
 
 「目の前のピンチから目をそらすことなく、これは将来の
  ビジネスモデル変革の絶好のチャンスだと捉え、
  将来ビジョンの再構築、企業基盤の強化、特に人材の育成
  に努めていくよう社長、幹部にお願いしております。」
 
 「このような大ピンチに遭遇し、改めてこれまで支えていた
  だいたお客様に今果たして何ができるのか、どのようなこと
  をして差し上げるのが一番喜んでいただけるか、そこに
  焦点を当て現状の対応策を行っていきたいと思います。」
 
 
 「万策つきたと思うな。自ら断崖絶壁の淵に立て。
  その時はじめて新たなる風は必ず吹く」
 
  パナソニックの創業者松下幸之助の言葉です。
 
  たとえ一時たりとも被害者意識を持つことなく、常に
 当事者意識を持ってこの国難に前向きに取り組んでいきたい
 と思います。
 
 
 本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
 
 
 
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2020年4月20日 (月)

『「目の前に来た球を無我夢中で撃ち続ける」      致知5月号 連載第106回二十代をどう生きるか』

『「目の前に来た球を無我夢中で撃ち続ける」
     致知5月号 連載第106回二十代をどう生きるか』
 
 先週の夕方に今年の4月に入社した若い社員さんと読書
についての話をしていました。その読書とは、人間学を学
ぶ「致知」の読書についてです。本日、4月20日は致知
読み、書いてきた感想文を発表し合い、心の交流を深め
合う木鶏クラブという読書の会が開催されます。但し今回
はZOOMを活用したWEB会議の形式で行います。
 
 社員の皆さんが、毎月届く人間学を学ぶ「致知」を一冊
読破してくれ、日々の仕事の中で致知の話が自然に話題に
のぼる!そんな会社になって欲しいと言うのが私の夢です。
心を磨き、己を成長させる為には、読書は不可欠なもので
あるとうことは偉人が誰しも強く説いておられることで、
皆様も納得されていることだと存じます。
そんな話をその若い社員さんにしました。
 
 私は次の佐藤一斎「言志四録」の次の言葉を己の戒めと
して座右の言葉にしています。
 
「少にして学べば、則ち壮にして為すことあり。
 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
 老にて学べば、則ち死して朽ちず。」
 
 上の言葉の言葉をとても優しく、情熱的に、愛情をもって
説かれているのが、本日紹介する連載「二十代をどう生きる
か」に登場されているリッツ・カールトンの元日本支社長の
高野登氏です。
 
 致知の高野登氏の寄稿された文章紹介に次の様にあります。
 
「高野氏はいかにして超一流のホスピタリティーを身に
 けたのだろうか。夢に燃え、無我夢中だったと語る二十
 辿ることで、その成功の要諦を探りたい。」
 高野氏は自分の二十代を一言で表すと「無我夢中」の一言
に尽きると言われています。一流のホテルマンになりたいと
いう夢に燃え、我を忘れて仕事に没頭していたとも言われて
います。そんな高野氏の二十代を次の様な生き方であると
説明されています。
「目の前に与えられた仕事・課題を無我夢中で取り組んで
 いるうちに、次第にその仕事が自分の一部になり、天職
 になっていくものです。天職に出会えていない人は皆、
 無我夢中でやり切る前に、「自分には合っていない」と
 自己判断し、辞めていってしまうのではないでしょうか。
 
 私はこれまで何度も失敗や悔しい思いを経験してきまし
 た。しかし同時に、他人に認められるのは完璧にこなせ
 る人ではなく、本気で打ち込んでいる人であると感じる
 ようになりました。本気になったて全力で打ち込んでい
 ると、天が味方をしてくれる。これは二十代で得た最も
 大きな気づきです。」
 
 
  ホテルの専門学校を第一期生として卒業をしすぐに、
 憧れのアメリカに渡りホテルで働き出した二年目の夏に、
 たまたま上役達の予定が合わず、高野氏が総支配人の集う
 会議に出席することになります。
 
  会場は、1985年にプラザ合意が結ばれたことでも有名な、
 アメリカを代表する「プラザホテル」です。22歳の若造に
 とって、そこでの経験は一生忘れることが出来ず、その後
 の高野氏の人生を決定する大きな経験となります。
 
 高野氏の話は次の通りです。
 
「その会の内容よりも、プラザホテルに従事するウエイター
 やウェイトレスたちの立ち振る舞いが、まるでブロード
 ウェイの役者のようで、どこをとっても素晴らしかったの
 です。
 
 いちどオーダーを聞いたらそれを覚え、我々の会話を中断
 させることなく、料理を運んでくれる。こちらの様子を
 常に伺い、絶妙なタイミングで料理の説明をしたり飲み物
 のおかわりを持ってきてくれたりするなど、そのホスピタ
 リティーは感動の連続でした。
 
 これを私は「気配を消しながらも、存在感があるサービス」
 と表現しています。決してお客様の邪魔にならないけれど、
 必要とする時にそこにあるサービス。これが私のホテルマン
 人生を貫くモットーとなったことは間違いありません。
 その日以来、私の目標は「絶対にプラザホテルで働く」こと
 になりました。プラザホテルで仕事をするために、今の自分
 は何が不足していて、どのくらいの期間があれば補えるのか。
 
 考えてみたところ、語学や教養など勉強することが山積みで、
 二〜三年では役に立てず、五年でも力が及ばないだろう。
 であれば、八年後の三十歳の時までにプラザホテルの従業員
 としてふさわしいスキルを身につけよう。そう目標を定めた
 のです。
 
 
  その後の高野氏の情熱と努力のお話は省略しますが、なん
 と高野氏は二十八歳の時にプラザホテルで働けることになる
 のです。
 
  高野氏が二十代で得た最も大きな気づきという
「本気になったて全力で打ち込んでいると、天が味方をしてく
 れる。」という話のとても素晴らしいエピソードは、是非、
 致知の本文を読んで堪能して頂きたいと存じまう。
 
 
 高野氏が二十代の方々に伝えたいこと。この言葉は私の心も
打ち、感動させられる言葉です。その言葉を最後に紹介して
本日のこの話を締め括ります。
 
 
色々な経験を踏まえて二十代を過ごす若者に伝えたいのは、
 「四の五のと言わずに来た球は打とう」ということです。
 まだ頭で稼げない若い時は体力で稼ぐしかありません。
 私も二十代前半は雑用や掃除など、とにかく下積みの経験を
 しています。
 
 仕事とは人間を相手にするものです。人間学を学ぶには、
 汗を掻(か)く経験が絶対に不可欠です。そして二十代の後半
 には選球眼を身につける事ができていたら、一皮むけて
 「最近いい仕事するね」と声をかけてもらえると思います。』
高野氏は成長のプロセスを青虫の成長に例えておられます。
 
『青虫は卵から孵(かえ)ると、目の前にある葉を一生懸命に
 食べ始め、美しい蝶に進化する前にサナギになります。
 この時期は体が一度溶けて蝶に生まれ変わる、非常に苦し
 く辛い時期です。
 
 人間の成長も同様で、入社から3から4年が経つと、責任の
 ある仕事を任され、今まで以上の成果を期待されるように
 なります。それまでの延長線上の努力では仕事が回らなく
 なることもあるでしょう。
 
 その時こそがサナギの段階。この苦しさを乗り越えた先に
 成長があり、皮がむけて蝶になると、青虫の時には見えな
 かった景色が目の前に広がってくるのです。』
 
よくよく噛み締めたい言葉です。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
 
 
人間学を学ぶ月刊致知は次のサイトから申し込みができます。
 https://www.chichi.co.jp/koudoku/
 
 
 
 
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2020年4月13日 (月)

『櫻井よしこ氏の「美しき勁き国へ」国難である。                     4/6産経新聞2面』

『櫻井よしこ氏の「美しき勁き国へ」国難である。 
                   4/6産経新聞2面』
 
  世界を震撼させているコロナウィルスですが、各国の対応
 に大きな差を感じます。特に緊急事態宣言を出しながら、
 我国には法的な強制力がないということを日本国民はどの様
 に感じているのでしょうか。現在の正に緊急事態である時に、
 国民(外国人を含む)の良心に頼らざるを得ない我国の脆弱さ
 に、私は強い危機感を覚えています。
 
  やはり、これは米国に押し付けられて今も尚全く改正もな
 されていない日本国憲法に大きな原因があるのではないかと
 も私は感じています。
 
 第九条戦争放棄、軍備及び交戦権の否認 
 1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に
   希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力
   の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に
   これを放棄する。
 2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
   これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 
  この第九条を家庭に置き換えて表現すると、家に泥棒が
 入ろうが、強盗がやってこようが、正義と秩序を基調とする
 平和を誠実に求め、何をされても闘うことを致しません。と
 いう内容になるのではないでしょうか。
  
  今日は、私の尊敬し、大好きな櫻井よしこさんが、産経新聞
 に毎月第一月曜日に『美しき勁き国へ』と題し文章を寄稿され
 ており、4月6日(月)の『国難である』という言葉から始まる
 文章を抜粋し、我国の世界で類をみない脆弱さや、世界の動き
 を学び直してみようと思います。
  以下は、その櫻井よしこさんの文章を、内容を全く変更せず
 にそのまま抜粋しています。
 
 『わが国の緊急事態宣言は他国と異なり、ほとんど命令ができ
  ない。要請及び指示止まりの優しさ、緩やかさが特徴だ。
  わが国の国家としての建てつけは政府が命令し、国民が従う
  形ではない。だからこそ政府と国民の協力なしには課題は
  達成できないのだ。』
 
 
 『普通の国にあっては当然の力強い仕組みが欠けているために、
  わが国は政府と国民の賢さによって国を保つしかないのだ。
  万が一、政府はかつての民主党政権のような愚かな政府とな
  り、国民が自己中心主義に走るとき、わが国は著しく力を
  失っていくだろう。』
 
 
 『コロナウィルス問題はわが国だけではなく世界全体が中国
  依存の脆弱(ぜいじゃく)体質に陥っていたことを暴き出した。
  ウィルス問題は公衆衛生ではなく、安全保障の根幹を問う
  問題なのだ。これまで日本の財界も政府も、日中関係を
  主に経済的視点から見てきたが、今や視点を変える時だ。
  実際サプライチェーンの見直しの中で改めて戦略としての
 「中国+1」が強調され始めた。』
 
 
 『わが国の企業が中国進出に際し、利益に注目するあまり、
  中国との取引が将来もたらす結果について考えなかったと
  言わざるを得ない。歴史を捏造されても、知的財産を盗ま
  れても、領土を狙われても、撤退するわけでもない。
  訴えて戦うわけでもない。利潤追求の企業でありながら、
  大切な財産である知的財産を盗まれても、それよりももっと
  優れたものを発案すれば良いという姿勢を、多くの日本企業
  はとってきた。 諦めか卑屈さか。眼前の利益に目を奪われ
  て将来の大きな損失、取り返しのつかない敗北が見えない
  のだ。』
  『だが、コロナウィルスが明確に描き出したのは、中国問題
     を経済だけの事件で捉え続ければ、いずれわが国はひどい
     目に遭うということだ。』
 
 
  『中国の戦略はある意味、わかりやすい。国際社会のマスク
   不足の中、世界全体のマスクの80%を生産している中国が、
   マスク外交を展開中だ。わが国の地方自治体にもマスクが
   贈呈された。その陰で、中国で日本向けにマスク生産を
   手がけてきた日本企業のマスクが、在庫を含めて一切合切
   接収されていた。』
 
 
 『2010年成立の国防動員法によって、有事の際には外国企業も
  中国政府の命令に従わなければならない。マスクの摂取は
  起こるべくして起こったのだ。日本企業のマスクが中国
  政府に接収され、それを彼らは中国の善意として日本に送り、
  日本人が感謝して喜ぶと言う愚かな構図だ。』
 
 
 『中国ではすでに、アビガンの有効成分、ファビプラビルの
  治験は終了し、中国科学技術省はアビガンの有効性を発表
  した。
   富士フイルムの中国における特許は既に切れており、
  ライセンス契約も終了しているため、中国製のアビガンが
  世界で大量に使用されても富士フイルムの利益には貢献し
  ない。日本だけでなく、米国も、先進医療の技術を事実上
  中国に渡す形で中国とのビジネス関係を結んできた。結局、
  技術は奪われ、医薬品を中国の供給に頼ることにならざる
  を得ず、中国に弱みを握られることになる。
   その結果、何が起きるか。中国共産党の基幹メディア、
  新華社が3月4日に掲げた社説の次のくだりはその意味で注目
  に値する。
  「中国は医薬品の輸出規制をすることも可能だ。その場合、
   米国はコロナウィルスの大海に沈むだろう」
 
   まさに国民の命を人質に取った恫喝(どうかつ)である。
  日本政府も企業も、対中関係に安全保障の要素を加えて考え
  直さなければならない。まず「武漢ウィルス」に国民の力の
  結集で打ち勝ち、緊急事態宣言も見直していこう。優しい
  だけの日本国の建てつけを、憲法を改正してまともな形に
  直していこう。』
 
 
      ここまでお読み頂い皆様はどの様に感じられたでしょう
  か?  こんなことなら知っているという方も多いかとも
  思いますが、中国政府により、日本企業が中国内で生産す
  るマスクの没収について、私は門田隆将さんのTwitterで
  数日前に知り驚いておりましたが、もっと驚いたのは、
  日本のマスコミはこの様な中国の暴挙を報道せずに、
  なんと民放でない某N局はなんと、中国の暴挙の報道の
  代わりに、フランスが購入しようとしたマスクを米国が
  3倍の値段で横取りしたとの報道をしていました。
  
  中国が日本の企業から剥奪したものを、契約を無視して
  高値で売却する中国の暴挙については一切触れず、米国
  を非難する内容のニュースです。
 
   櫻井よしこさんの寄稿文についての話はここまでと致し
  ます。この国難を我国の基盤を見直すかけがえのない機会
  と捉え、日本国民が一致団結して立ち向かって行かねば
  ならないことを櫻井よしこさんに教えて頂きました。
 
   最後までお読み頂きありがとうございます。
 
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2020年4月 8日 (水)

コロナ対策 予防対策のとても大切な話です。

コロナ対策 予防対策のとても大切な話です。
とても重要です。

友人からの情報ですが、この話が確実かどうかではなく先ず徹底すべきことですね。

 

NYの最前線でコロナを診ているドクターの見解
2つだけのことで99%コロナウィルスを防げる
その方法を説明しています
(日本語吹き替えです)

https://www.facebook.com/kyoya.kimura/videos/3007883442611489/UzpfSTEwMDAxMzUwMDAwNjg2OTo5MTIyMTE1NjU5MDU1MDI/?

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2020年4月 6日 (月)

『人間を磨くことが腕を磨く道』致知4月号より

人間を磨くことが腕を磨く道』致知4月号より
 
  今日は、人間学を学ぶ月刊誌致知4月号の連載第105回
 「二十代をどう生きるか」に登場されている講談界初の
 人間国宝に認定された一龍斎貞水(ていすい)師匠のお話を
 紹介ます。
 
  この一龍斎貞水師匠の話の題目が、標題に掲げた『人間
 を磨くことが腕を磨く道』という題名ですが、このお話は
 題目の通り、講談という芸の道において腕を上げるには、
 日々の鍛錬、生き方が如何に大切であるか、そして人間力
 を磨かない限り芸の腕を極めることはできないと面白く、
 楽しく説いておられます。
 
  ただ、一龍斎貞水師匠のお話は芸の道だけでなく、私達
 の仕事においても、人間力を磨かない限り価値高く世の為、
 人の為に役立つ仕事はできないということを、しみじみと
 優しく理解させてくれる深いお話だと私は思います。
 
  さすが、講談会で初の人間国宝に認定されたお方だと感動
 し、私もこの様な人を魅了する話が出来る人間力の高い人に
 なりたいとつくづく思いまし。
 
  さて、一龍斎貞水師匠のお話を紹介してまいります。
 
  まず稽古についてですが、よく若い人から「稽古をして
 くれないか」と頼まれるそうですが、教えてくれなきゃ出来
 ないって言ってる人を教えたってしょうがありませんよと
 貞水師匠は言われています。「芸というものを教える
 ではなく伝えるもの」、これは貞水師匠のその師匠である
 一龍斎貞丈(ていじょう)師匠の言葉と言うことです。
 
  貞水師匠は言われています。「講座に上がる時は、どんな
 に体調が悪かろうが、お金を払って聴きに来てくれるお客さ
 んがいる以上、命をかけてやっています。舞台の途中で命が
 尽きたって、たいした問題じゃないんです。」と・・・・
 これほど真剣に講談をされているんですね。
 
  だからこそ、若い人たちは我々のそういう姿を盗めばいい
 わけで、盗むっていうのは一番いいことで、パクるとは違う
 んです。要は、師匠や先輩の高座をどう聴いて、どう活かす
 か、その違いです。盗んだものは自分の技となり応用が利き
 ますが、何も考えずにぱくったものは一本調子。それじゃあ
 腕は上達しやしません。やっぱり、芸というのは自分で掴ま
 なきゃ。と言われています。
 
  気配りの大切さについてもお話をされています。例えば
 お茶を一つ入れるにも、濃さの好みがあるだろうし、時と
 場合によって出すべきお茶を変えなきゃなりません。暑い日
 に楽屋に到着したばかりの師匠に、熱いお茶を出したんじゃ
 失格。二日酔いの先輩には気をきかせて薄めのお茶を出せる
 位にならなきゃ、修行の甲斐がない。
 
  要は、気配りができるようになれという事ですが、楽屋で
 それができれば、高座に上がった時にお客さんへの何気ない
 気配り目配りもできるようになっているんです。
 
  いまの若い人は人間的にできていないと言われるのは、
 そういう人間修行をしていないからですよ。ただ小手先の
 スキルやノウハウの話ばかりをしている。講談ってのは
 人間性が表れるものだから、まずは話をする人間を育てない
 限り良い芸ってもんはできませんよ。ということです。
 
  これは、正に講談に限らず、如何なる仕事にも、人間にも
 通ずる教えです。
 
  貞水師匠は、5年、10年、15年と修行を続けているうちに、
 日常の全てが修行だと気づいてきたと言われています
 
  例えば、往来を歩いているだけでも人間勉強ができるん
 です。酔っ払いをじっと見て、酔い方にもいろいろ種類が
 あることを掴む。それも自分の器や話術を広げる努力だろ
 うね。
 
  いまでこそ、楽屋での日常的のやりとりのすべてが自分
 の話芸の肥やしになる、と身に沁みて感じます。だけど、
 駆け出しの頃にそれを教えてもらえるわけもなく、自分で
 悟るのを師匠も先輩も待っていたのでしょう。
 
  伸びる人と途中で止まってしまう人、その差はやっぱり
 感謝や恩の気持ちを抱けるかどうかじゃないですか。
 スポットライトを浴びたのは、当然自分一人の力ではあり
 ません。それまで怒ってくれた人、育ててくれた人が
 いっぱいいるわけですよ。その人たちのおかげで今の自分
 があることを忘れちゃいけないね。
 
  だから、先輩や師匠の言う事は幾つになっても素直に
 よく聴くことです。
 
 「我に才略無く 我に奇無し、常に衆言を聴きて宜しき
  所に従う」
  
 この言葉は幕末の名君 松平春嶽(しゅんがく)の言葉です。
 自分には才覚もなければ奇策もない。だから常にみんなの
 意見を聴いて人の言うところに従うのだと言っています。
 
  そういう気持ちで人の意見に聴く耳を持つと言うのは
 すごく大事です。
 
  貞水師匠は、昭和14年生まれですので、今年81歳になら
  れるお年です。平成14年、62歳の時に講談界で初となる
  人間国宝に認定されますが、その後でエライものをもらっ
 てしまったことに気づかれました。「このレベルで人間
 国宝か」なんて思われては困るから、まだまだ日々修業
 ですと言われています。
  そして、「あいつは偉大な未完成で終わった」、そう
 言われるのが本望です。という言葉で、この度のお話を
 締め括られています。
 
  人間学を学ぶ月刊誌には、この一龍斎貞水師匠の様な
 今この瞬間も己を磨き続ける偉大な方々も沢山登場され
 ています。共に、致知を読み親交を広げていきたいと
 切に願います。
  本日も、最後までお聞き頂きありがとうございます。
 
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