« 『ドラッカーの教え 致知3月号より 仕事・組織とは?』 | トップページ | コロナ対策 予防対策のとても大切な話です。 »

2020年4月 6日 (月)

『人間を磨くことが腕を磨く道』致知4月号より

人間を磨くことが腕を磨く道』致知4月号より
 
  今日は、人間学を学ぶ月刊誌致知4月号の連載第105回
 「二十代をどう生きるか」に登場されている講談界初の
 人間国宝に認定された一龍斎貞水(ていすい)師匠のお話を
 紹介ます。
 
  この一龍斎貞水師匠の話の題目が、標題に掲げた『人間
 を磨くことが腕を磨く道』という題名ですが、このお話は
 題目の通り、講談という芸の道において腕を上げるには、
 日々の鍛錬、生き方が如何に大切であるか、そして人間力
 を磨かない限り芸の腕を極めることはできないと面白く、
 楽しく説いておられます。
 
  ただ、一龍斎貞水師匠のお話は芸の道だけでなく、私達
 の仕事においても、人間力を磨かない限り価値高く世の為、
 人の為に役立つ仕事はできないということを、しみじみと
 優しく理解させてくれる深いお話だと私は思います。
 
  さすが、講談会で初の人間国宝に認定されたお方だと感動
 し、私もこの様な人を魅了する話が出来る人間力の高い人に
 なりたいとつくづく思いまし。
 
  さて、一龍斎貞水師匠のお話を紹介してまいります。
 
  まず稽古についてですが、よく若い人から「稽古をして
 くれないか」と頼まれるそうですが、教えてくれなきゃ出来
 ないって言ってる人を教えたってしょうがありませんよと
 貞水師匠は言われています。「芸というものを教える
 ではなく伝えるもの」、これは貞水師匠のその師匠である
 一龍斎貞丈(ていじょう)師匠の言葉と言うことです。
 
  貞水師匠は言われています。「講座に上がる時は、どんな
 に体調が悪かろうが、お金を払って聴きに来てくれるお客さ
 んがいる以上、命をかけてやっています。舞台の途中で命が
 尽きたって、たいした問題じゃないんです。」と・・・・
 これほど真剣に講談をされているんですね。
 
  だからこそ、若い人たちは我々のそういう姿を盗めばいい
 わけで、盗むっていうのは一番いいことで、パクるとは違う
 んです。要は、師匠や先輩の高座をどう聴いて、どう活かす
 か、その違いです。盗んだものは自分の技となり応用が利き
 ますが、何も考えずにぱくったものは一本調子。それじゃあ
 腕は上達しやしません。やっぱり、芸というのは自分で掴ま
 なきゃ。と言われています。
 
  気配りの大切さについてもお話をされています。例えば
 お茶を一つ入れるにも、濃さの好みがあるだろうし、時と
 場合によって出すべきお茶を変えなきゃなりません。暑い日
 に楽屋に到着したばかりの師匠に、熱いお茶を出したんじゃ
 失格。二日酔いの先輩には気をきかせて薄めのお茶を出せる
 位にならなきゃ、修行の甲斐がない。
 
  要は、気配りができるようになれという事ですが、楽屋で
 それができれば、高座に上がった時にお客さんへの何気ない
 気配り目配りもできるようになっているんです。
 
  いまの若い人は人間的にできていないと言われるのは、
 そういう人間修行をしていないからですよ。ただ小手先の
 スキルやノウハウの話ばかりをしている。講談ってのは
 人間性が表れるものだから、まずは話をする人間を育てない
 限り良い芸ってもんはできませんよ。ということです。
 
  これは、正に講談に限らず、如何なる仕事にも、人間にも
 通ずる教えです。
 
  貞水師匠は、5年、10年、15年と修行を続けているうちに、
 日常の全てが修行だと気づいてきたと言われています
 
  例えば、往来を歩いているだけでも人間勉強ができるん
 です。酔っ払いをじっと見て、酔い方にもいろいろ種類が
 あることを掴む。それも自分の器や話術を広げる努力だろ
 うね。
 
  いまでこそ、楽屋での日常的のやりとりのすべてが自分
 の話芸の肥やしになる、と身に沁みて感じます。だけど、
 駆け出しの頃にそれを教えてもらえるわけもなく、自分で
 悟るのを師匠も先輩も待っていたのでしょう。
 
  伸びる人と途中で止まってしまう人、その差はやっぱり
 感謝や恩の気持ちを抱けるかどうかじゃないですか。
 スポットライトを浴びたのは、当然自分一人の力ではあり
 ません。それまで怒ってくれた人、育ててくれた人が
 いっぱいいるわけですよ。その人たちのおかげで今の自分
 があることを忘れちゃいけないね。
 
  だから、先輩や師匠の言う事は幾つになっても素直に
 よく聴くことです。
 
 「我に才略無く 我に奇無し、常に衆言を聴きて宜しき
  所に従う」
  
 この言葉は幕末の名君 松平春嶽(しゅんがく)の言葉です。
 自分には才覚もなければ奇策もない。だから常にみんなの
 意見を聴いて人の言うところに従うのだと言っています。
 
  そういう気持ちで人の意見に聴く耳を持つと言うのは
 すごく大事です。
 
  貞水師匠は、昭和14年生まれですので、今年81歳になら
  れるお年です。平成14年、62歳の時に講談界で初となる
  人間国宝に認定されますが、その後でエライものをもらっ
 てしまったことに気づかれました。「このレベルで人間
 国宝か」なんて思われては困るから、まだまだ日々修業
 ですと言われています。
  そして、「あいつは偉大な未完成で終わった」、そう
 言われるのが本望です。という言葉で、この度のお話を
 締め括られています。
 
  人間学を学ぶ月刊誌には、この一龍斎貞水師匠の様な
 今この瞬間も己を磨き続ける偉大な方々も沢山登場され
 ています。共に、致知を読み親交を広げていきたいと
 切に願います。
  本日も、最後までお聞き頂きありがとうございます。
 
**************************
  藤橋家homepage http://www.fujihashiya.com/
  たまごや通心(こだわりの通販)http://www.tamagoya.org/
  姫路ケーブルテレビ WINK“たまごや”
  放映番組~いま、輝いてます~のYou Tubeです。
  兵庫の社長tv藤橋家 
***************************

|

« 『ドラッカーの教え 致知3月号より 仕事・組織とは?』 | トップページ | コロナ対策 予防対策のとても大切な話です。 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。